来たっ!!ブルーレイ録画の新機軸
ソニー、MPEG-4 AVC録画対応の新BDレコーダ4モデル
これまで放送品質でそのまま録画するしかなかったハイビジョンレコーダーに、ついにHD解像度を保ったまま録画品質を可変する機種が登場した
ハイビジョン映像の楽しみ方で選べる ブルーレイディスクレコーダー計4機種発売
BD2層録画、BDビデオのHDMIによるロスレスオーディオ出力といった次世代の基本機能を抑えつつ、MPEG4-AVC圧縮方式を採用してBSデジタルのHD放送を1層BD-R1枚に最大8時間も録画できるようにしたらしい
これはすごい!BD導入にあたって、わしが気にしていたのはまさにこの点。これまでは3時間を超える映画だと高価な2層ディスクを購入するしかない状況だったわけだが、記録エラーのリスクを考えると気軽に手を出せない部分がある。これが1層ディスクに記録できるとなれば、最近の1層メディアの値下がり状況から見てかなりリスクは軽減できる
圧縮映像を再圧縮するため画質の劣化は避けられないだろうが、それでもHDの解像度が保たれるのであればそれほど酷いことにもならないのでは?という気がする
しかもこのレコーダーはBDの高速ダビングにも対応している。これも大きい。これまでムーブ処理には実時間がかかり、しかもその間別の作業がまったくできないなどの問題があったのだが、この時間が短縮されれば使い勝手が大きく向上することは間違いない
残念なのはi.Linkを実装していないことだが、D-VHSテープの入手が困難になり、コピーワンスのせいでD-VHS資産のサルベージがほぼ不可能な現状を考えれば必要ないかもしれない
いずれにしてもこのソニーの新型レコーダーはブルーレイレコーダーのエポックになりそうな気配。先日のVPL-VW60といい、今回のBDレコーダーといい、今のソニーはかなり攻めている。これは他メーカーも相当気合を入れてかからないとヤバいんでないかい?
追記:AV WATCHの記事が更新されていたので
MPEG4 AVCエンコード時の解像度は1,440×1,080となるとのこと。なるほど地デジレベルまでちょこっと解像度を落として見た目の画質そのものとのバランスを図るっちゅうわけですわな