「デジャヴ」
月曜日、あまり遠出する気にもなれなかったのでTSUTAYAでDVDでも借りて観ることに。長考のあげく、パッケージの裏書を見て面白そうだった「デジャヴ」をチョイス
- 出版社/メーカー: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2007/08/03
- メディア: Blu-ray
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正直ツッコミどころは挙げだしたらキリがないくらい多い。タイムスリップもののお約束としての辻褄合わせが、最終的な結果の部分にしか繋がっていかないので、歴史変更以前の並行しているはずの(最初の)時間の流れが完全に無視されてしまっていてどうも落ち着かない。しかし致命的とも言える矛盾を抱えたまま進行しているにも関わらず、着想の面白さと映像、演出のテンポのよさが、さも「細かいことは気にすんな!」とばかりに畳み掛けて、マイナスポイントを打ち消してしまっているのはスゴイ
デンゼル以下の俳優陣も良い。心の内に深い闇と凶暴性を備えた犯人を演じるジム・カヴィーゼルはまさに適役。CIA捜査官を演じるヴァル・キルマーなど地味ながら味のある配役で魅せる。そういえば同じように時間を超えて事件を解決するストーリーの映画に「オーロラの彼方に」があるが、あれの主役もジム・カヴィーゼルが演じていた。しかも「オーロラ〜」もまたタイムパラドックスを力技でねじ伏せるような作品だったというところが面白いと言えば面白い
釈然としないのはラスト。あれだと結局ハッピーエンドと判断してよいのかどうなのか、どうにもよくわからない。もう少しスッキリした終わり方にはできなかったもんだろうか