カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

パクリ疑惑

いつも楽しく読んでいる「青蛙(ちんわー)のたび」で取り上げられていたので、ちょっと乗っかってみる

「ジャングル大帝はライオンキングのパクリ」説:CloseBox & OpenPod:オルタナティブ・ブログ

 iTunes Store USの長編映画コーナーで、手塚治虫の不朽の名作「ジャングル大帝」の英語版として“Jungle Emperor Leo: The Movie”が公開されました。14.99ドル(iTunes Store USへのリンク)。
 これで1カ月前にスタートした手塚プロダクションiTunes Store進出は、テレビアニメ、短編、長編がそろい踏みしたことになります。めでたい。
鉄腕アトム」ほか手塚アニメ、米iTunes Storeで販売開始

 しかし、めでたくないことも。

 そのカスタマーレビューをみてみると、
・ゲイの話みたい(問題外)★
・ライオンキングみたいだ★★★★
・非常にスウィートな映画で、楽しめるアニメーションだ。冒頭の部分はライオンキングみたいだけど、残りはとてもユニーク。冒険にあふれ、心にしみる映画。視聴をおすすめする★★★★
・ライオンキングという名前のやつは、前にみたことがある★★★★
・ライオンキングをパクったみたいだね★★
 まともなレビューは、
・これは手塚治虫の“kimba the white lion”という話の最終話で、1950年代に作られたもの。実際にはディズニーがこのストーリーを(ライオンキングで)パクった。ほかのレビュワーの話を信じちゃだめ★★★★★
の1本だけ……。

 というわけで、カスタマーレビューの平均は★★★となっています。

 とりあえず最初の「ゲイの話」ってレビューにはreport a concernしておきましたが、「ライオンキングのパクリ」という誤った評価が定着してしまうと困ったことになってしまいますね。

 もちろん、MOVIE NOTESのところに、「ライオンキングはこの原作を元にしたものです」と書くわけにはいかないでしょうから、ここはレビュワーががんばるしかないですね。

 誤ったレビューに関しては、「Was thie review helpful?」という質問にNoと答えるか、Report A Concernで意見を書くという方法があります。

「ライオンキング」が「ジャングル大帝」を盗作したのではないか?という話は里中満智子の署名運動を契機にした漫画家有志による米ディズニーに対する抗議行動などが大きく報道されたので、日本人なら記憶に新しい人も多いことと思う。しかし結局盗作は認められず、「ライオンキング」はミュージカル化までされて世界的に広く知られる作品となってしまった

それ故にこういう誤解を生む結果となってしまったのだろうが、これを逆手にとって手塚治虫作品がアメリカで知られるきっかけになれば面白い。誤解を解く努力を自己チューが当たり前のアメリカ人に望むのは酷wだろうと思うので、英語ができる日本の方、がんばってください(自分はやらんのかい!)

つづいてこれ
ナディアとアトランティスの比較
これもディズニー。ここまでやっておいて「知らなかった」は無いだろ。まあわしは庵野秀明自身が「パクリ作家」だと思っているので、彼を擁護する気はサラサラないが、普段著作権に異常なまでにうるさいディズニーの厚顔無恥ぶりはいくら指摘してもやりすぎと言うことはなかろうと思う

ほかにも結構あるのよ。アメリカ映画は。平気でパクってオリジナルと言い張る。著作権意識の緩い日本のアニメなんて良いターゲットなんだろうね。例えば「スペース・キャンプ」なんて「バイファム」のパクリ以外の何者でもないとわしは思うんだけど、これを指摘してるサイトは発見できなかった。無念

まあ、パクリと言ってもオリジナルよりも巧く、大迫力でやられると文句のつけようが無い、ということもあるわけだけど