カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

「柳家」北上店

盛岡市大通にある「柳家」の支店が北上のショッピングセンター・パル内にオープンしたと聞いていたので、日曜日相方と食べに行った

支店とのことだったのだが、実際のところはフードコートの一角への出店。周りはマクドナルドのバーガーにパクつく子供やら、ソフトクリームを両手に持った婆ちゃんでごったがえしている。そんな中で、柳家のあまりにも独特なラーメンを食すことになろうとは、、、

盛岡の本店は「八幡平」や「姫神」など一見しただけではどんなラーメンなのか想像もつかないようなバラエティー豊かなメニューが並ぶのだが、北上店のメニューは全部で3つ。名物の「キムチ納豆」のほか、「レアチーズキムチ納豆」「パル出店記念ラーメン(普通の白味噌)」。せっかく来たのでわしはレアチーズ、相方は普通のキムチ納豆を注文。食券を買ってカウンターに出し、半券の番号が呼ばれるのを待つ。盛岡の柳家ファンとしては、この素っ気無いスタイルがどうにもあの本店のアットホームなイメージと合致せず落ち着かない

本店に比べてちょっと盛りがイマイチかと思ったが、食べてみるとやはりボリューム満点。キムチと独自の納豆味噌を組み合わせたスープ。極太の縮れ麺。豚肉、もやし、白菜、小さなサイコロ状のカクテキなどたっぷりの具。味も間違いなく本店のそれなのだが、どこか一味違うような?家族向けのフードコートに出店したためか、本店よりも辛さに幾分パンチがないように思えたのだが。まあ、気のせいかも

色物感のあるレアチーズだが、しっかり混ぜてから食べるとキムチ納豆味噌スープの味がよりまろやかになって意外に悪くない

この柳家は先日エントリーした「中河」とはラーメンのスタイルでは見事な対照を為していながら、どちらも間違いなく「岩手の味」と言えるところが面白い。柳家のラーメンは合わせ味噌のスープに太縮れ麺を絡ませ、鉄鍋に盛った「南部ラーメン」のスタイルを踏襲し、独自のアレンジを加えたものだ。だから色物的でありながらどこか懐かしい感じのする優しい味に仕上がっている。そういえば盛岡には現在の北朝鮮地域から伝わったとされる冷麺が独自の発展を遂げて「盛岡冷麺」として定着しているが、このとき持ち込まれたキムチが南部ラーメンと出会って柳家の味の原点になったのかもしれない、などと想像するとますます面白い

ま、オヤジさんの単なる思いつきかもしんないけどw