カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

優しい日本

http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2009/04/08/20090408dde041040019000c.html

 不法入国で国外退去を命じられ13日に帰国する埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン・アランさん(36)夫妻が8日朝、中学2年の始業式に向かう長女のり子さん(13)を見送った。勉強を続けるため日本に残ることを決めたのり子さんの背中を、夫妻は心配そうに見つめ続けた。

 午前8時過ぎ、のり子さんが制服姿で家を出ると、アランさんと妻サラさん(38)はアパートの下まで見送りに出た。2人は「いってらっしゃい」といつも通りの声をかけ、のり子さんは親友の大塚絵夢さん(13)と登校した。

 のり子さんは「幼い気持ちを切り替えたい」と髪を切ったばかり。「今朝は『2年生になるんだから頑張って』と言われました。いっぱい不安があるけれど、将来のために頑張りたい」と気丈に話した。アランさんは「もう少し甘えさせてやりたかった。でも、しっかりしてもらわないと」と複雑な親心をのぞかせた。【稲田佳代】

もう随分報道されたこの話題。マスコミはえらいことこのカルデロン一家に同情的で、情緒に訴えるようなやり方でこの一家を「救おう」としているようだが、わしはこれまでも繰り返し主張してきたとおり、このテの話を情で語っても仕方がないと思う

やはりこの話、両親が不法入国であるということは見逃すわけには絶対に行かない。偽造旅券で不法入国した上、15年以上も不法に滞在し続けたのだから入管が国外退去を命じるのは当然。子供と親を引き離すわけにはいかない、というのなら子供も一緒に帰国するのが筋というものだ

「子供に罪は無い」というのは確かにそのとおりだろう。しかし「両親が有罪」なこともまた事実だ。人権を盾に入管を非難する向きもあるようだが、むしろ子供に在留の選択権を与えたのは入管側の最大限の譲歩だとわしは思う。即座に拘留して送り返さない日本国ってなんて優しいんだろうとすら思う

ここで情に流されて超法規的に事を処理することがあれば、合法的に日本にやってきて生活している在日外国人全体に対しても失礼だ

やはりこの一家は一度フィリピンに戻るべき。その上でしかるべき手続きの元に再来日すればよい