カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

日本は人治国家になってしまったらしい

asahi.com(朝日新聞社):中国人の大学生姉妹に在留特別許可 国外退去命令覆す - 社会

 中国残留孤児の家族として一家で来日した後、「孤児との血縁関係が認められない」として国外退去を命じられていた奈良市の大学生の姉妹に、法務省9日、異例の在留特別許可を出した。両親は06年に帰国し、姉妹だけが日本で勉強を続けていた。

 姉妹は、帝塚山大1年の焦春柳(チアオ・チュンリウ)さん(21)と大阪経済法科大1年の焦春陽(チアオ・チュンヤン)さん(19)。母親(47)が日本人の子だとして、97年に中国・黒竜江省から来日。翌年には三女も誕生し、大阪で一家5人で暮らしていた。だが、02年、日本人との血縁関係はないとして、全員が在留資格を取り消され、国外退去を命じられていた。

 一家は裁判で争ったが、06年5月に最高裁で敗訴が確定。翌月、両親と当時7歳の三女は中国に帰ったが、日本の生活に慣れた姉妹は、入管に毎月出頭することなどを条件に、送還のための収容を一時的に解く「仮放免」の状態で滞在を続け、大学に進学した。出国すれば日本に再入国できなくなるため、両親に会うこともできなかった。

 春柳さんは「やっと安心して日本で暮らせるのでうれしい。冬休みに両親に会いに行きたい」と声を弾ませた。

 国外退去処分をめぐって最高裁で敗訴しながら、子どもにだけ在留特別許可が出たのは、埼玉県蕨市のフィリピン人一家のケースがある。(浅倉拓也)

この朝日の記事、非常に持ってまわった書き方で千葉景子法相の暴挙を覆い隠そうとしているフシがある。ではこの同じ話題を朝日とスタンス的には似たり寄ったりの毎日がどう書いたのかというとこう
在留特別許可:奈良在住の中国人姉妹に 退去命令取り消し訴訟、敗訴確定後 - 毎日jp(毎日新聞)

 残留孤児の子孫として両親と来日後に在留資格を取り消され、国外退去を命じられていた奈良市在住の中国人姉妹に、千葉景子法相は9日、在留特別許可を出した。最高裁で退去命令の取り消し請求訴訟の敗訴が確定しており、支援団体によると、敗訴確定後に在留を認められたのは埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロンのり子さん(14)ぐらいで、極めて異例。

 姉妹は、帝塚山大1年、北浦加奈(本名・焦春柳)さん(21)と、大阪経済法科大1年、陽子(同・焦春陽)さん(19)。退去命令は取り消され、定住者資格で1年間の在留が認められた。在留は独立して生計を営むなどの条件を満たせば更新できる。大阪入国管理局や支援団体によると、日本での就労が可能になり、再出入国許可を得れば中国などへの出国も認められる。

 姉妹は97年、母親(47)が「長崎県出身の中国残留孤児(故人)の四女」として、家族で中国・黒竜江省から正規に入国。その後、大阪入国管理局が「残留孤児とは血縁がないことが判明した」として一家の上陸許可を取り消し、03年9月に国外退去を命じられた。

 父親(43)が強制収容され、一家は同年12月、退去処分取り消しを求めて大阪地裁に提訴したが、1、2審で敗訴し、最高裁も上告を棄却。父親は大阪府内の高校に通う姉妹を残し、妻と来日後に生まれた三女の3人で中国に強制送還された。

 加奈さんは「紙一枚だが、(退去命令を受けてから)6年間の重みを感じる」。陽子さんは「家族に早く伝えたい」と話した。【田中龍士、茶谷亮】

どこの誰がどのように判断を下したかについてちゃんと言及している分、これでも朝日の記事よりはかなりマシ(本名の方がカッコ書きなのは謎だが)。朝日のものは新聞記事として必要最低限の条件すら満たせていない。わしがデスクならこんなもん絶対に書き直させる。ま、それはとりあえず置いておいてw

要は最高裁まで行って決着のついた判決を法相の一存で覆したと。しかも「在留特別許可」が下りた特別な理由についてはいずれの記事でも一切触れられていない。これでは行政府による一方的な司法権の侵害、法相の越権行為と言われても仕方あるまい

まったく予想通りの展開だが、千葉景子は完全に暴走を開始してしまったようだ民主党政権は経済をガタガタにするだけでなく、日本国最大最高の財産と言っても良い治安まで「諸外国並みに」悪化させるつもりなのだろう

民主党政権が誕生したとき、フジテレビの長谷川豊は「日本が初めて民主主義国家になった」という迷言を吐いたが、長谷川よ、どうやら日本は法治国家ですら無くなってしまったようだぞ
ポチッとな