HVで「ラスト・サムライ」を観る
デジタルWOWOWで放送された「ラスト・サムライ」を観る。劇場で既に観ている作品なので画質、音響効果に着目してじっくりと観てみたが、ハイビジョンとしてはさほど精細とは言えない画質だった
とは言えさすがにHV。劇場では気にならなかった、あるいは見えなかったものがいろいろ見える。わしが最も気になったのは植生。画面のところどころにまるで熱帯地方のような植物が出てくる。富士の裾野にソテツやシダってありえねえだろそれは!と突っ込みまくってしまった
それでなくてもこの映画、ツッコミどころが満載。勝元の軍がいくら火砲を持たないからと言って、騎馬も歩兵も当時の通常兵器は槍なはずで、太刀だけをかざして突入する図はいかにも奇異な感じがする。他にも皇居の入り口になんで鳥居があるんじゃい!とか、政府の首脳がみんな現代標準語なのは変!とか、細かいことを言うとキリがない。まあ、それでも「パールハーバー」の「青空御前会議」に比べればだいぶマシだけど
おっと脱線
音響は悪くない。AACの割には合戦シーンなどはなかなか迫力がある。静かなシーンで少々音声がこもる点が気になったが、全体的に良質。サラウンド感も高く、標準以上の出来だと思う
最後にもう一つ突っ込んでおくと、ティモシー・スポールの日本語はやっぱりさっぱり聞き取れませんでした(笑)