カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

岩手山ろくファミリーマラソン無事完走

ハーフマラソン、というかこういうレース自体初めての参加となった岩手山ろくファミリーマラソン。結果から言うと無事目標達成できた

カミさんも早朝から同じイベントで仕事だったので、朝5時起床。ツナサンドとグリーンDAKARAで朝食。カミさんが出勤したあと、熱いシャワーを浴びて毛細血管を開く作業w

息子が6時30分過ぎに起き出してきたので軽い朝食をとらせ、一緒にちょっとテレビを見た後出発。8時に会場に到着したのだが駐車場が満車だったので、雫石町役場に設けられた臨時駐車場へ車をまわす。そこからシャトルバスで会場へ。なにぶん勝手がまったくわからないので、周りの人の動きを見てそれにならう

晴れ予報だったのに空は曇天、風が強く、ポツリポツリと雨が降り出していた。ほどなく会場到着。体育館でレジャーシートを控えめに広げ、そこに息子を座らせて自分は出場受付へ

ランニングシャツにゼッケンを取り付け(なかなかまっすぐ付けられなかったw)、補給食をチェック。あとはスタートまでとくにすることがないので、岩手流カーボローディングで南部せんべいなんぞ食べるw

そうこうするうちに開会式がはじまり、数分するとハーフ出場の白いゼッケンを付けた人たちが続々と外へ移動を始めたので、息子にカミさん(主催者側の方にいた)と合流するよう話して競技場へ。ここでも勝手がわからないのでスタート地点を探してウロウロw。競技場入り口とほぼ反対側にあるスタート地点へ向かうとジバニャンのコスプレをした人がいた

この方実は「鉄人28年」のハンドル名で有名な地元のコスプレランナーさんで、コスプレしたままウルトラマラソンを走り切っちゃうスゴイ人ヽ〔゚Д゚〕丿。この日は10kmの出場だったようだが、この格好で10km走り切るってホント「鉄人」だよね。感激のあまり思わず「鉄人さん!ブログ見てます!がんばってください」って声をかけてしまった。まあ鉄人さんにしてみれば( ´∀`)オマエガナーって感じだったと思うけど

スタート前はほかの出場者を観察。被り物をしたり、着の身着のままって感じのお気楽な人もチラホラいることはいるけど、だいたいはガチランナーって感じ。見よこの漂うガチ臭w

猛烈なスピードでアップしてる人もいて、ちょっと引き気味のアタクシはアップ無しのストレッチもほぼ無しでスタート位置へ。最初出場者の真ん中くらいに陣取ったのだけど、気圧されて直前に後ろの方へまわる(;´∀`)

予定通り午前9時半きっかりにスタート。後方に陣取ってスタートラインまでちょっと余裕があったので、ほぼ正確にNIKE+の方もスタートを切ることができた。21kmまでのスプリットタイムは次のとおり

序盤はウォームアップのつもりで5kmまで自重、、、の予定だったのだが、自重してたのは混雑の中トロトロ走った最初の1kmだけで、その後はペースを整えるより周りの人を避けながら走ったためか5kmの時点で想定タイム(5分20秒/kmで26分40秒)より1分弱も早い。ちと早いがここで用意していた岩谷堂羊羹を口に含む。甘くてうまい。羊羹をチビチビ食べながら走る様子は周りからはお気楽ランナーに見えたことだろうw。コースは雫石の中心街を抜け、田沢湖線を越えて御所湖方面へ向かう

このままではイカンと思い直して5km-10kmの想定ペース(5分8秒/kmで25分40秒)に戻そうとしたのだが、もうこの辺からタイム計算で頭を使うのが面倒になってきていた。自分の感覚で「抑えめ」な感じならそれでいいや!と気持ちを切り替える

コースは田畑の間のほぼフラットな道。気持ちいいといえば気持ちいいのだが、この日は少々風が強い。しかも障害物が無いので風がモロに当たる。同じくらいのペースのランナーを探して風よけにしながら進む。NIKE+での10kmの通過タイムは想定タイムより1分半早かったが、まったく無理はしていないし疲れもないのでもうさほど気にしない。前の人たちがどんどん折り返してくるがそれも気にしない。もっと爆発的なスピードでくるかと思ったけどそうでもないなー、くらいの感想(エラそう)

11km過ぎくらいから下り基調になるが、調子に乗ると終盤足がなくなると思い、ストライドを狭めて踵をドン!と付かないように静々行く。12km付近の下りきったところで水を補給したがほとんど飲めず。この給水の下手くそさ加減は次回の課題。グリーンDAKARAも飲んだが、ものすごく甘く感じる。疲れてきてるっぽい

折り返しに向かって緩い上り坂を走っていたら、先に折り返してきた会社の後輩Y氏を発見したので「Y!がんばれ!」と声をかける。向こうはアタクシが走ってるコト自体が驚きだったらしく、「あ、お、おう!」と言葉にならない声を上げて通りすぎていったw。後輩君とすれ違ってすぐに折り返し点についたので、まずは彼をターゲットに定める(`・ω・´)ゞ

15km地点くらいで捉えられるかな?と思っていた後輩君に13km過ぎで追いついてしまう。一瞬並走しようかとも思ったが迷惑になっても悪いので横から「がんばれ!Y!」と声だけかけて一気に追い抜く。このあたり、自分としては足取り軽く走っていたつもりなのだが、風の影響かペースは5分/km以下に落ちてる

14km付近を通過したころ、近くにランナーがいなくなってしまい、風にあおられながら我慢の走り。すると突然横殴りのかぜとともに顔や身体にパチパチと何かが当たってきた。「な、な、なんだ!?」と思ったらなんと時ならぬ霰(あられ)。びっくりして思わず「マジかー!」と叫んでしまったが、幸いなことに霰はすぐ止んでくれた

雫石川にかかる御明神大橋に差し掛かったところで18km。足は右太腿の付け根あたりにちょっと痛みが出てきた。安全にゴールするために少しペースを落ち着けようかと思ったところで残り3kmの表示が見えたので時計を確かめるとスタートしてから1時間30分とちょっと、、、ここで封印していたタイム計算(チキチキチキーン)、、、ということは残りを5分/kmを上回るペースで行けば1時間45分を切れる。一応スタート前の想定ゴールタイムは1時間47分だったのだが、ここで妥協して後悔したくないので上方修正。もうペースを上げる余裕はほとんど残っていなかったが、このままのペースで押し切ることに

上り基調の道をえっちらおっちら競技場へ。というか、行きの時にここを「下った」という記憶が無いw。やっとのことで競技場へ辿り着き、すぐにゴールかと思いきやゴールは更にトラックを4分の3周ほどした先ということに気づきちょっと凹む

と、ここでトラック脇に息子とカミさんを発見。カミさんは2時間くらいで来るだろうと思っていたそうで、アタクシが予想外に早く現れたためその勇姿を撮影することはできず(´・ω・`)。息子の声援を受けながら最終コーナーを立ち上がってゴール付近の電光掲示板に目をやるとタイムは1時間44分台

残り3kmあたりからずっとランデブー状態だった前の男性を追い抜くつもりで全力で走り、結局追い抜けないままゴール!となった。電光掲示板のタイムはまだ1時間44分台だったので小さくガッツポーズ

直後、ゴール地点を撮影したが、疲れてボーッとしたままシャッターを切ったので誰もゴールしてねえしw

合流したカミさんに促されて完走証をもらう。果たして正確なゴールタイムは、、、

1時間44分53秒
(ハーフの部男子エントリー501人中181位)*1
やりました。目標達成〜∩( ・ω・)∩バンジャーイ

ゴール後のダメージは思いの外大きく、ふるまいのかしわ汁は撮影すらしないままがっついて完食。体育館へ着替えに戻り、靴ひもを解こうとして土踏まずが痙攣w。さらに貴重品預りにバッグを取りに行って立っていたら足指と土踏まずが痙攣。しばし悶絶したが、これは脱水症の初期症状と思ったので腰につけたグリーンDAKARAを飲み干すとウソのように痙攣がおさまった

あとは出店でメロン味のソフトクリームをいただき、待ちくたびれた息子に急かされるまま帰宅の途についた

途中前潟の「いりこぶ家」で納豆温玉うどんをいただく

炭水化物が身体に沁みる

家ではぬるい風呂に浸かった後、そのまま疲れて夕方まで昼寝してしまった。写真は参加賞のTシャツとパンフとかゼッケンとか

レースを振り返ってみて、最初からほかのランナーは観察したり、ペーサーに活用したりする程度にして、無理に競わず自分のペースを貫いたことが功を奏したと思う。とはいえ、考えてみるとレース序盤から最後までほとんど抜かれず、抜くばかりだった気がする。結果として今の自分のベストと思われるタイムを出し、真ん中より前でゴールできたのだから上出来だろう

なんせアタクシ、去年走り始めるまでほとんど走ることと無縁。運動会の徒競走ではビリ2くらいの常連。校内マラソンでもほぼ毎年下から数えた方が早かったという鈍足かつ運動音痴なのだから

それともう一つ。実はアタクシ3年前に肝硬変の診断を受けており、その後断酒し、去年からは肝臓の代替機能を高める必要もあって筋トレ等の肉体改造に励み、その一環で走り始めた。肝硬変でもこれくらいできる、ということを同じ肝硬変の人に知ってもらえたらうれしい

レース本番を迎えるまでさんざん読み漁って参考にさせていただいたランナーズブログ筆者の皆様には感謝。アタクシのこのエントリーもこれから出る方の参考になれば幸い

コース整理やエイドに出ていたスタッフの皆様にも感謝。声援にとても元気づけられた。一応感謝の意を伝えるべく、ほぼ全員に帽子をとって会釈しながら走っていたのはこのアタクシですw

本当に楽しい21.0975kmでした(どこかで聞いたような)。ぜひまた来年も出よう。ええ、出ますとも

*1:エントリーは501人でしたが、男子の出走者数は425人、男女総数は463人。アタクシの総合順位は185位だった模様。つまりアタクシの前に女子4人