カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

古田2000本安打に関するちょっとしたツッコミ

先日見事2000本安打を達成した古田敦也選手に関するその後のマスコミ各媒体や各所ブログ等の記事を読んでいて、ちょっと気になる勘違いを発見したので一応30年来のスワローズファンとしてツッこんでおきたい

曰く

「眼鏡をかけた社会人捕手」の獲得を決断したのは野村監督。新人の古田を正捕手に起用した

というヤツ。眼鏡の捕手を各球団が敬遠し獲得に二の足を踏んだのは事実で、当時から阪神が土壇場で指名回避した件は広く知られていた。しかし古田の獲得を決断したのは野村監督ではない

平成元年、翌年からのヤクルト監督に就任した野村氏は片岡スカウトに対し、捕手の選定、獲得を依頼していた。そこで当時既に社会人ナンバーワンの捕手といわれていた古田に白羽の矢を立てた。しかし野村監督が希望していたのは高校出のまだ色のつかない選手だった。つまり、野村監督は当初古田の獲得に消極的だったのだ。これを押し切ったのは"黄金の左"片岡スカウトの慧眼だったというわけ

そしてここからはわしが当時読んだスポーツ紙等の記事からの記憶になるのだが、野村監督は就任初年のユマキャンプで捕手登録選手全員を集め、捕球してセカンドへ送球する際のタイムを計測した。結果古田のタイム、正確性は抜きんでていた。そしてシーズン突入後の4月後半に昨年までの正捕手・秦に代え古田をレギュラーに固定した、、、というのが真相だ。すなわち野村監督が古田の力を認めたのは入団後ということになる

もちろんわしは野村氏の眼力を否定しているわけではない。古田の起用に際しても、打撃のよい秦を外野に、足の速い飯田を二塁手にコンバートしてどちらも成功させている。普通なら一発の怖いシンカー投手を抑えに据えたりもしないものだが、これも高津という投手の特性を見事に見抜いた希有な成功例だろうと思う。適材を適所に配置する、という手腕において野村克也という人物は秀でた才能を有していると思う

何が言いたいのかと言うと、結果をもっていい加減なことを書きなさんな、ってこと。野茂のプロ通算200勝も近づいているが、彼が日本を去るとき口汚く罵ったみなさん、わしはちゃ〜んと覚えてまっせ