LT-32LC95レビュー
昨日到着したビクターの液晶テレビLT-32LC95。簡単な使用感を
まず結線時。アンテナ、LAN、電話線、i-linkのコネクタが背面に集中しているのだが、すべて下向きになっているため繋ぎづらい。アンテナケーブルは手で触ればわかるがi-linkはコネクタそのものが小さい上に、周辺のパネル部分にも放熱のためか穴が開いているため、なかなか繋げられずイライラする。この辺りにもうひと工夫欲しかった
リモコンのボタンが大きめなのは良い。が、映像や音声のメニュー、i-link機器の操作時などの呼び出しボタンがリモコン下部のカバー中についているので使いづらい。このカバーは要らないのではなかろうか?リモコンの反応は総じてモッサリ。とくに電源を入れたときの出画までの時間が遅い。入力切替のときも画面がなかなか切り替わらずイライラさせられる。デジタルテレビの処理はこんなものなのかもしれないが、メニュー表示が消えたまま待たされると不安になってしまうのでこれはいただけない
画像はかなり良い。ちょっと白っぽいかな?と感じるときもあるが、ほとんどは視野角の問題。全体的に黒ツブレが少なく、どんな映像ソースでもそれなりに見せてくれるのがうれしい。VHSのような低解像度のソースを拡大表示しても、絵の甘さはあるものの十分に視聴に耐えられる。この機種の特長でもある倍速画像エンジンについてはまだそれほど速い動きの映像を映したわけではないのではっきりとはわからないが、スポーツニュースを観ていてもまったく残像による違和感は感じなかった
音声もこもったところがなく、非常に聴きやすい。テレビの内蔵スピーカーとしてはかなり優秀な部類だろう。だいたい視聴距離は2メートルくらいなのだが、音量10〜12程度で十分はっきり聴こえる
細かい不満はあるものの、テレビとしての基本性能には大満足。今は手軽に地上デジタルを楽しめるようになったことがなんといっても嬉しい