カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の45歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

幸せのちから

ウィル・スミスが実の息子と共演した作品。WOWOWにて鑑賞

骨密度を測る医療機器のセールスで生計を立てるクリス。全財産を注ぎ込んで買い取った機器だったが思うように売ることができず、家賃や税金の支払いもままならない生活に陥ってしまう。妻に去られたクリスは一人息子との生活のために証券会社の正社員を目指し、無給の養成セミナーを受講する、、、といったストーリー

あらすじだけを見るとよくあるアメリカンドリーム的サクセスストーリーに思えるが、映画の大半は一見豊かに見えるアメリカの市民生活の底辺を描く。どんなにあがいても貧する一方のクリスの姿は哀れを誘うが、貧困を言い訳にしていとも簡単に犯罪を企図するようなキャラクター像は、「息子がいる」「不運に見舞われる」というような情状の酌量点はあっても、観る者の同情心を半減させる。そもそも貧困に陥った理由が投機ってのもちょっと、、、

結局最後にはハッピーエンドに終わるのだが、「堕ちていく」その過程に力点を置き過ぎてしまったあまり、「のしあがって行く」サクセスストーリーの部分に説得力も爽快感も無かったのが致命的。実際その部分はどうでもよくて、「親子愛」あるいは「諦めない心」を描くのが目的だったという見方もできようが、その割には中盤の悲惨さばかりが印象に残る造りになってしまっている。父と子の部分は描けていても、母と子の方にはまったく配慮の無い構成も少々後味が悪い。双方を描いてこそ息子の心の救済はできると思うのだが、まるで母親を切り捨ててしまったかのような終盤の展開には納得が行かなかった

ウィル・スミスの抑制の効いた演技は素晴らしかっただけに「もう一歩」の脚本が残念だ

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