カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の45歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

なぜ選手個人をそこまで非難する

http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/news/20080818-OYT1T00546.htm

【北京=杉山祐之】中国のインターネットは18日、北京五輪陸上百十メートル障害で棄権した劉翔選手を罵倒(ばとう)する声であふれかえった。

 国民の期待を一身に集めた英雄が、転落した瞬間、無数の“つぶて”を浴びた。

 「この脱走兵め」「意気地なし」「13億人を傷つけた。新記録だ」……。大手サイト掲示板に殺到する万単位の書き込み。多くが怒っている。ライバルの強さを知る中国国民はもともと金メダルは難しいと見ていたが、こんな形での敗北は想定外だった。「逃げ劉」――四川大地震で生徒を放って校舎から逃げた教師と同じ呼び方がすぐに広がった。

 「がっぽりもうけて最後はこれか」というカネ絡みの批判も非常に多い。超格差社会の特徴だ。中国誌によると、CMで引っ張りだこの劉翔選手は昨年、推定6000万〜7000万元(約9億6000万〜11億2000万円)の収入があった。

 怒りの渦に、「何千元も出して決勝チケットを買ったのに」という庶民の恨み節が交じる。

 「お前はもう終わりだ」との容赦ない宣告も続く。「中国がんばれ!」が鳴り響く北京五輪のシンボルだった劉翔選手はもういない。もちろん、偉大な成績を残してきた劉翔選手をかばう人も多いが、すぐに英雄たたきが出てくる。

 沸騰する掲示板にこんな書き込みがあった。「異常な社会だ。非常に多くの中国人が、責任と義務を他人に押しつけようとし、その人が成功すれば天まで持ち上げる。そのかわり、失敗すれば地獄に落とす」

まあ、ネット上の批判が国民の声を代表しているとは思わないけど、それにしてもひでえなあ。一番つらいのは本人だろうに

劉翔反日発言を堂々とするヤツなので好きじゃないけど、ここまで罵倒する気にはなれんなあ。4年に一度の、いや、おそらく一生に一度の地元で行われる大舞台の一発勝負にコンディションを合わせるのは大変なことだと思う。それができなかったからといって、劉翔のこれまでの実績が無くなるわけでもないし、アテネの金メダルが無かったことになるわけでもない。「仕方ない」としか言いようがあるまいて

ネット上の話だけなら、マラソンの土佐礼子選手に対する「Yahoo!北京オリンピック特集」の書き込みだってかなりヒドイ。曰く「言い訳は情けない」曰く「同情を誘う見苦しい走り」曰く「最低のレース」曰く「自己管理が甘い」曰く「他の選手が出ればよかった」曰く「万全な状態で臨むべき」etc.etc.

マラソンなんて、それこそコンディション調整の難しい競技なのに。オリンピックのマラソンはこれまでのレースを見ても、有力選手が棄権、惨敗するケースなんてザラにある。現に今回の勝者トメスクだって誰もが峠を過ぎたと思っていた選手だし、世界記録保持者のラドクリフは前回同様失速した。それくらいランナー個々の実力だけでは語れないのがオリンピックのマラソンなのだ。「万全な状態で臨むべき」「自己管理が甘い」というのは確かにその通りかもしれないが、オリンピックの日程は選手が決めるわけでもないし、万全の準備をしたつもりでも想定どおりのレースができるわけではないのがマラソン。外反母趾は急に出るものではないが、走れる可能性があったからこそそこに賭けてみた選手をどうして口汚く罵れるのか?

ただ選手の状態を把握していなかった陸連に問題が無かったかと言えば、それは「あった」と言わざるを得ないだろう。外反母趾の状態をもっと早く正確に把握していたなら、早い段階での選考見直しもできたかもしれない。無論これとて「たられば」の類でしかないわけだが。土佐選手の場合、野口が先に欠場を決めたことで尚更出場せざるを得ない状況に追い込まれたのではないのかな?というようなことも想像できる。推測でしかないけどね

野口みずきの欠場に際しても陸連に「なぜ補欠登録を解除したのか?」という批判があったが、「マラソンの補欠」自体がナンセンスだろ。出られないレースのために誰が何ヶ月もかけて準備できる?*1

それよりも問題はコース設定と運営だろ。なんだあの狭いコースと頻出する障害物は!?一瞬新しい競技かと思っちまったぞ

とにかくわしは「お疲れ様でした」としか言いようがないよ。土佐選手、本当にお疲れ様でした。今はゆっくり静養してください

*1:千葉真子はまじめに準備していて小出監督に止められたそうだが

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