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カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の45歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

ミスト

映画

レンタルDVDで鑑賞。最初に結論を書いてしまうが、本当に久々にこんな胸クソ悪い映画を観た

ミスト [DVD]

ミスト [DVD]

激しい嵐が街を襲った翌日、湖の岸辺に暮らすデイヴィッドは不穏な霧が発生しているのを見る。不安に駆られながらも、息子と隣人の弁護士ノートンを連れ街へ買い出しに向かうデイヴィッド。スーパーマーケットで商品を物色していると、血まみれの男が「霧の中の何かが襲ってくる」と叫びながら店内に駈け込んで来た。店外を見ると深い霧が駐車場を覆っていた、、、といったストーリー

予備知識がほぼ無かったのでSFミステリー的な作品なのかと思って見ていたのだが、霧の中から触手が伸びてきた時点で「ああ、これってモンスターパニック映画だったのか」と理解。以後その覚悟のもとに見進めることができたので、恐怖シーンの数々そのものにはさほどの衝撃を受けなかったのだが、ラストに主人公がとった行動だけはどうしても受け入れられず、鑑賞終了と共に怒りがこみ上げてきた

言いたいことはなんとなくわかる。閉鎖空間でいつ訪れるかもわからない最期を待ち続ける人々。絶望と恐怖にさらされたとき現れる人間の本性や弱さ、脆さ、集団心理の恐ろしさ。同時にそれを観ている観客の側にまでどす黒い感情を呼び起こさんとする周到な演出。ラストシーンとて、ヒーロー足り得なかった男に訪れる悲劇と子供を救いに霧の中へ飛び込んでいった女性の生存を描くことで、「最期まで生きる意志を捨てなかった者にこそ"勝利"を手にする資格がある」ということを表現した、と見ることもできる

しかし、だ。「主人公はヒーローではなかった」「悲劇もまた自業自得だ」ということを言いたいがために2時間も観客にストレスを与え続けたのか?わしにはどうしてもそこに「やってやった」的な作り手の傲慢さが透けて見えてしまう。「期待を裏切る」の意味が違うだろ!と。藤子・F・不二雄も似たような話は書くが、彼にはもう少し人間というものへの信頼がある

そしてやはりどうしてもラストでの主人公の決断は受け入れ難い。愛する子供を最後まで守ってやれよ!例え共に怪物に食われようともその胸に抱き続けてやれよ!と。そうしなかったからこその「罰」だとしても、そんなものわざわざ観たくない

パニックホラーが好きな人は観ればいいし、たぶんこの映画を高評価する人も多いだろう。しかし小さい子供がいる親は観ない事をおススメする。子供と一緒に観るのもNG。あとグロいクリーチャー系が苦手な人も止めた方がいいだろう

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