実家ワンコ逝く
鮮度の切れかかってる宮古サーモンハーフのふりかえりにまったく手がつかない状態ですが、今は先にこっちを書いておきたい
火曜日、実家で飼ってたウェルシュコーギーが死んだ。御歳17歳と4ヶ月の大往生
あまりに長く実家で暮らしていたので、そこに居るのが当たり前になってしまっていた。そのせいかもう居ないということが俄かには信じ難いし、喪失感がハンパない
飼っていたゴールデンレトリバーが死んで、その悲しみから「もうイヌは飼わない」と言っていた母を連れて某ショッピングセンターのペットコーナーへ行ったのが17年前の冬。生まれて2、3ヶ月の仔犬が並ぶ中に、一匹だけ半年近く売れ残っているメスのコーギーがいた
仔犬と呼ぶには少し育ってしまった身体を縮めるようにしてケージの中から外を見つめていたその子を見るなり、母が店員に「この子出してもらってもいいですか?」と切り出した
ケージから出された仔犬を抱いた母は「うちの子になる?」などと訳の分からないことを口走り始めた。無論犬が返事などするわけはないが、その瞬間からその仔犬は「うちの子」になっていた
その後先代と同じく「ミル」と名付けられた仔犬は以来17年、我が家のアイドルであり、癒しであり続けた
若い頃はフリスビーキャッチの技を覚えて、近所の公園で披露しては子供達の喝采を浴びるなどとても活発な子で、朝は父、夕方は母か姉と分担して毎日二回の散歩を欠かさなかったが、数年前からその距離はどんどん短くなっていった
2年前に父が死に、ますます散歩に出たがらなくなったミルを、それでも母は散歩に連れ出していた
最近はすっかりボケがすすみ、時折大好きだった母にまで歯を剥くようになり、耳も鼻も目も悪くなってしまっていたが、食欲だけは旺盛なのでまだ大丈夫だろうと思い込んでいた
食べ物を受け付けなくなったのは死ぬ4日前から。病院にも連れていったが、母の性格をよく知っている獣医さんは特別な処置を施すこともなく、静かに逝かせてくれたそう
今はきっと向こうで父に会って、散歩させてもらってることだろう。そう思うことにする
最後に在りし日のミルを数点
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