温泉ベイベー
連休の最終日。近所の公園を散歩する程度でまったりと過ごしていたのだが、昼前に急に思い立って市内の温泉「ひめかゆ」へ行くことにする。と思ったら息子が長い昼寝に入ってしまったので結局行ったのは夕方になってしまった
大浴場は一度愛隣館のときに経験済みとは言え、おとなしく入ってくれるかどうか少々不安だったのだが、脱衣所でちょっとグズった程度。それも扇風機の風が寒くてイヤだっただけらしく、風呂場へ連れて行くと拍子抜けするほど静か。頭からお湯をかけてもグシグシ目をこすって「ふあっ」と小さな声を上げるだけ。湯船に入るとオヤジよろしく大きく息をつく
「お前えらかったなー」とか言いながら脱衣所へ戻ると、父親に連れられた兄弟の兄の方がわんわん泣き叫んでいる。父親は「ただの風呂でしょ?」と諭すが効き目無し。子供はますますいやがって泣くばかり。そのうち2歳くらいと思われる弟の方まで泣き始めた。息子にも「泣き」の波長が伝染しないかとヒヤヒヤしたが、ヒートアップする兄弟を「何かした?」とばかりに見つめるだけ。おまけに全然知らないおっちゃんに向かって「エヘー」と笑顔を向ける。どんな大物やねん、お前は
とは言えさすがにまだロクに歩けない赤子連れで大浴場に入るのは結構大変。思わぬところで歩き出して、こけたりするから危なっかしくてしょうがない。しかし心身ともに疲労した父とは対照的に風呂上りの息子は絶好調。上機嫌になった息子の「まんまんまんまーっ!」「ぴゃーっ!」という叫び声をBGMに家路についた