カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

オフシーズンどうするか問題

今年最後のレース宮古サーモンハーフマラソンを終え、雪国ランナーの感覚としてはシーズンオフ。ちょっと気の抜けた日々を送っていたりする


とは言え、一応ぼちぼち走っております。疲労抜きペースばっかりですが


それにしても今朝のジョグは寒かったー。雪になってもおかしくない雨の中、おおよそ1時間。疲労抜きジョグに徹するつもりだったのだけど、キロ7分半のままだと凍えてしまいそうだったので、動作の確認を兼ねてペースを上げたり下げたり。6時半に切り上げたのに周りはまだ薄暗かった。早く冬おわんねえかなあ(まだ始まってもいない)

次のレース予定は2/11のいわきサンシャインマラソン。しっかり準備して迎えたいけど、これから寒くなって路面が凍結する季節になるので、まずはケガなくその日を迎えることが目標


この二年、あちこち痛めてさっぱり治らないことから、自分の故障に対する耐性の無さがよーくわかったので、とにかく無理はしない


とは言え、身体の強化には努めたいので、現在スポーツクラブへの入会を検討中。トレッドミルで走ることができるようになれば、早朝の視界の悪さや路面凍結に神経を尖らせる必要もない。ついでにマシーンを使った補強練習もできるし、メリットは大きいはず


問題はなかなか行く時間が取れなくて、月謝を無駄にしてしまいそうなこと。早朝営業のスポーツクラブなんてこんな田舎には無いし、、、


まあもう少し悩んでみます

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第31回宮古サーモンハーフマラソン大会ふりかえり

当日は昨年同様4時起床。息子を起こし、前日のうちに買っておいたおにぎりで朝食。5時過ぎには家を出ることができた


前日からの冷え込みで心配された区界高原付近の路面はやはり少し凍結。危ない区間は極力慎重に走り、6時半過ぎには会場近くの山口小学校に車を停めることができた


7時になると同時に受付。ゼッケンやTシャツを受け取ったあと、去年と同じく会場近くのパン屋相馬屋さんへ。まだ温かい焼きたてのあんぱんなどを購入して、車へ戻った

寒いので着替えや腹ごしらえはすべて車の中。ハーフのスタート時間30分前に再び会場へ移動した。風が吹いて寒いので息子と2人で少しだけアップジョグ


ハーフのスタートが近づき、ペア2kmの部に出る息子とカミさんとはここで一旦お別れ

今回調子がイマイチと判断してスタートは目標ゴールタイム1時間45分の看板の近くに位置取った

前を見ると目標1時間30分の看板のすぐ後ろのところに自分と同じ白い激沈上等Tシャツの方を発見!挨拶しようかと迷っていたら、逆に後ろから会社の後輩Yに声をかけられてビックリ∑(゚Д゚)ドキ-ッ

「あの人同じシャツですけど、それなんなんですか?」「あ、うん、えーと、ネットで買った(ごにょごにょ)」と答えになってない答えでごまかす。家族にブログばれるのは問題ないけど、職場でバレるのはいろいろとマズイので、ここはシラを切り通す


9時40分。カウントダウンも何もなく唐突に号砲。あわててガーミンのスタートボタンを押して走り出した

最初の数秒は渋滞したが、すぐに周りのペースが上がって走りやすくなる。ペースを確認するとキロ4分40秒くらい。キツさは無い


すぐに前の激Tの方に追いついたので「ファイトでーす」と声がけ。思いがけず笑顔で応えてもらえたのでホッと安心


流れに乗ってペースを上げ、宮古の商店街を抜けていくと1km通過。タイムは4分27秒。練習だとキツイペースのはずなのにごく普通に走れてしまった。ホントこのレースアドレナリンって不思議


宮古大橋の起伏へかかったところで最初のアクシデント。右の脚が着地するたびに足裏にカツンカツンという硬い石の音が鳴り響く。どうやらクラウドのソールに小石が挟まったらしい(-。-;。すぐにでもとりたかったが、こんなことで時間は取られたくないのでひとまず放置。自然に取れることを祈りながら行く


起伏を走っているはずなのに思いのほか走りが軽い。上りではペースがあまり落ちず、下りではぐいぐい飛ばせる

2kmのラップは4分17秒。後半を考えるとこんなに飛ばしていいものかどうか迷ったが、今日のテーマはハナっから「激沈上等」。行けるところまで行って、もし保ったら自己新出すくらいで行ったろう!と決める


、、、って、完全に調子こいてました

住宅街を抜けるコースは上ったり下ったり、直角コーナーがあったりで結構忙しい

最初の給水はパスしたが2つ目の給水ポイントでは水とスポドリをとる。走りながら飲めるか試してみたら、水を噴き出してしまった。やっぱり無理。素直に歩きながら飲む


この頃にはだいぶ周りのランナーもばらけてきた。給水の影響で少しペースが落ちたが、5kmの通過タイムは22分ちょうど。自己記録は十分まだ射程圏内

6kmぐらいのところでは、かわいいおばあちゃんたちの声援を受ける

庭先に出て写真を撮りながら応援してくれていたオネーサマを逆撮影w。ウケた

山田線をまたいで、河南中方面へ向かう道、7km地点くらいでトップのランナーとスライド。ほぼ去年トップとすれ違ったあたり

河南中の手前を右に折れると大きな丘越えが二連発。斜度自体は大したことはないがこれが結構脚に堪える


二つ目の丘を登って、宮古水産高校の横で最初の折り返し。たぶん9.5kmくらい。折り返し点にあった時計の表示は42分手前。悪くない

折り返してすぐに10km通過

「まだ半分」、、、10kmを過ぎてついそう考えてしまう。こういうときは疲れてきた時。気がつくと息が苦しくてツライ。スライドで後輩Yや激T仲間さんとエールを交換したり、太鼓とお囃子の応援でおかげで一時的には力をもらうものの、息苦しさがどんどん走る力を奪っていく

給水が待ち遠しい。さっきまであんなに寒がっていたのに、今は喉がカラカラに渇いて汗を拭く右手が忙しい

第2折り返しへ向かうまでの間は細かいアップダウンの連続。疲れて踏ん張りが効かなくなり、上り坂ではペースがガタ落ち。それに加えて路面の凹凸のせいで足首をひねりそうになる


ペースを確認するとキロ4分50秒くらい。必死で走っているはずなのに悲しいほどに遅い。歯を食いしばって体を振るが、スピードが出ない


13.5kmくらいで第2折り返し通過

スライドで少し元気をもらうが、やはりそれも一時的。余裕がなさすぎて、声援らしい声援を送ることすらできない

やっと山田線の踏切。去年ここらへんで沈んで、メイタンの金を飲んで少し回復したことを思い出す。今年はその時に比べて明らかに余裕がない

やや下り基調のコースに入り、ペースアップを試みる。が、鼻水が出て息が苦しい


「そろそろペースダウンするか」という悪魔のささやきを振り切って、逆にペースアップ。「苦しくなってからが面白い」鏑木毅さんの言葉を心の中でなんども唱えてもがいた

15km付近はやや下り基調。給水所でカフェイン入りのマグオンレモン味を摂ってエネルギーを補給。が、楽になった気は全然しない

残り5km。ペースを上げたくてももうその力が出ない。フォームを保って推進力を削がないように走るが、ペースはキロ5分を上回らないようにキープするのがやっと


行きに下ったところがあるのだから、帰りになればそこは上り。当たり前のことだが、上りの時のあまりの脚の重さに心が折れそうになる

宮古大橋を渡れば残りはわずか。沿道の応援も増えてきて、笑顔で応えたいのに笑顔が作れない。腰が後ろに落ちて、気がつくと下を向いてしまっている。「がんばって」と声をかけられるが、ただひたすらツラくて小さく「はい」と応じるのが精一杯。中にはゼッケン番号を読み上げて応援してくれた方もいたが、手をあげるくらいでまともに応えることが出来なかった

もう残りは2kmほどしかないが、最後の給水もしっかりと摂った

あと1km。普段ならなんてことない距離なのに辛くて仕方がない

余裕がないと言いつつ、大漁旗を写真に収めるアングルには気を使っていたりするw

商店街を抜けて、右に折れればあとはゴールまで一直線。ここでスパートしていく人も多いが、自分にはもう脚が残っていない

あと少しもう少し。時計を見ると1時間35分はもうとっくに超えている。無念

ゆっくりバシバシと写真を撮りながらゴール

タイムは1時間36分48秒。「100分切れれば」と考えていた当初目標からすれば悪くないが、レース展開的には惨敗。ハーフの後半であんなに苦しむとは思わなかった


結果は置いておいて、サーモンハーフマラソンの楽しみはここから


まずは温かい鮭汁

炭火で焼き上げたサンマはレース参加者の特権。息子の分も合わせて1.5匹も食べた( ゚Д゚)ウマー


会場ではこのほかに鮭のちゃんちゃん焼きや鮭ごはんも無料でふるまわれていた。これで参加料3000円ってすごいよなー

期待の東京マラソン出走権が当たる抽選会は見事にハズレ


ここで会場を後にする。駐車場に向かう道すがら、こんなのを発見した。町ぐるみで応援してくれる気持ちがうれしい

宮古を離れる前に、これも参加特典の無料入浴券を利用して駐車場近くの旭湯さんに寄った


浴槽はランナーで芋洗状態だったが、熱い湯がとても心地良かった。風呂上がりには瓶の牛乳を飲んで大満足

レース結果はイマイチだったが、ソツのない大会運営と盛りだくさんの特典、宮古の方の温かい応援ともてなしのあるこの大会はやっぱり最高


遠くからでも参加する価値あり。おすすめですよ

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明日は宮古サーモンハーフマラソン

表題の通りです。明日は宮古サーモンハーフマラソンに参加します。二年連続参加です


去年は好天気のおかげで、94分台のタイムを出せたのだけど、今年はそんなタイム出せる気が全然しない(-。-;とにかくスピードさんが行方不明状態で、練習ではキロ4分30秒が5km保てないような状況なので、キロ5分でもハーフ走りきれるかどうか不安なくらい


とは言え、今年最後のレースだし、来年サブ3.5を狙いに行くためにも、挑戦権を維持する意味で100分くらいは切っておきたいところ。なので明日は「激沈上等」の精神で行きたいと思います

ところで、明日のレースに備えたわけではないですが、こんなものを買いました

鼻毛脱毛ブラジリアンワックス !これで少しでも呼吸を楽にしようという、実に安直な発想w


まずワックスの粒々を電子レンジで溶かします(ちーん)。んでそれを専用のスティックにネチョネチョとつけます

でもってそのスティックを鼻の穴に突っ込みます。躊躇せず一気に突っ込むのがポイント。でないとワックスがはみ出て余計なところにくっつきます

待つこと1分。鼻を軽くおさえて、スティックをズボッと引き抜きます!

ぎょえーー!!!(◎_◎;)ってくらいに固まったワックスごと鼻毛が抜けます
↑写真はイメージです


溶けたワックスは意外と熱くなかったし、引っこ抜くときも痛くなかった。鼻孔に少しワックスが残ってしまったけど、それも固まった後指で取れば問題なし。それよりも鼻の穴の入り口付近がツルッツル。こんなの人生初。これはクセになるかも


気道は確保したのでw、あとは明日しっかり走るだけ。そんなわけで今日は寝る!おやすみなさい

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湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソンふりかえり その3

終盤戦〜ゴール

最後の折り返しを終え、あとはひたすらゴールまで戻るだけ。TOMSAIさんと最後のエール交換をし、給水所ではカフェイン入りのマグオンレモン味を摂って気合いを入れ直す


まだ攣る兆候は無かったが、35kmに近づくとさすがに疲れてきた。普通に前半と同じような調子で走っていると、ズルズルペースが落ちていく


35km到達とほぼ同時くらいに右の腿の付け根付近がブルブルっと震える。キタキタきましたよ、ついに攣りの兆候が


ここで無理をして完全に攣ってしまうとレースにならなくなるのは経験済み。かと言って立ち止まると筋肉がさらに硬直してしまう可能性が高い。こういうときは少しペースを落として、使う筋肉を変える。今回は後ろの筋肉に来たので、ストライドを狭め、前の腸腰筋を使ってチョコチョコ走って様子見。しばらくこれで我慢していると、痙攣がおさまった

2本続きのトンネルを過ぎ、ダムの管理事務所の建物が見えてくれば残りはもうわずか。痙攣によるロスタイムは最小限に抑えたし、多少筋肉や関節に痛みはあるがもうゴールまでは保つ、、、はず!

ダムの駐車場では最後の給水。ここでもしっかり歩いて2杯

JALの幟旗が立つエイドでは何も摂らなかったが、長時間のサポートに「ありがとう」だけは言えた

フラットなダムの堤体を走るのもこれが最後。痙攣は完全におさまった。スピードは上がらないけど、とにかくゴールまで走りきろうと決める

さっき入った簡易トイレの先を左に曲がれば最後の下り坂。スピードを上げても脚は保つか?多分大丈夫。大腿四頭筋はまだ生きている


コーナーの手前の看板はなんだろう?と思って眼を凝らして見たら、「熊、出没注意」の看板だった(ノ∀`)

下り坂の前半で2人のランナーをパス。呼吸が苦しくなって一度スピードを緩めそうになったが、もうすぐゴールなんだから一気に行かんかい!と自分に気合を入れてピッチを上げ、数十メートル先の女性ランナーを追いかけた

坂の終わりで前を行く女性ランナーの背後に追いつき、このまま一気に追い抜くつもりでピッチを保ちながらゴールへ向かって左にぐるりとターン。遠心力で身体が右に傾いたと思うが早いか、左のハムストリングがブルルッと震える。あかーん!

スピードを緩め、そのまま前の女性に続いてゴールへ。タイムは3時間50分は超えているが、自分なりに頑張った。納得できていたので両手を軽く上げてゴールテープを切った

本人的にはさほどペース落ちてないつもりだったけど、きっちり落ちてるなあ(-。-;

ゴール後

バスタオルとスポーツドリンクのペットボトルを受け取り、記録証をもらう


まあ、こんなもんかー。せめて50分切りたかったな。でも仕方ないか


準備不足もコンディション不良も最初から織り込み済みだったので、結果には悔しさより納得の思い


さっそくブログに速報をアップ。これはブロガーの義務(`・ω・́)ゝ

息子、カミさんと合流し、荷物を受け取って着替え。着替え場所はバスまで行くのが面倒だったので荷物預けの隣りの簡易テント。ところがこのテント内、地面がむき出し。シューズを脱いで足をついてみると、地面はしっとりと濡れている。これでは地べたに座るわけにもいかない。仕方ないので、シューズのアッパーを踏んづけ、立ったまま着替える羽目になってしまった(-"-)ブルーシート一枚あればそれでいいのに、これは残念ポイント


着替えを終えてテントを出ると、まもなくシャトルバスの発車時間ということだったので乗り場へ向かう。カミさんと息子を追って歩き出したところで、TOMSAIさんにお声がけいただき、ちょびさん、ブタロウさんのはてブロランナーの皆さんと初顔合わせ。いや、正確にはスライドで顔を合わせてるのだけど、こちらが認識できていなかっただけ


このときは簡単な挨拶しかできなかったが、後でブログの報告を読むと、ちょびさんはサブ3.15、ブタロウさんはサブ3.5、TOMSAIさんはサブ4で、なんと全員それぞれベストタイムを更新されていた


すごい!すごすぎる。そして若い!輝いている。まぶしい!まぶしいぞはてブランナーズ


、、、おっさんは(また)ダメでした(´・ω・`)ショボーン


後ろ髪を引かれながら皆さんと別れ、シャトルバスに揺られて飯坂温泉駅へ。どうしてももう一度温泉に入っておきたかったので、駅ほど近くの共同浴場「波来湯」へ。湯温42度と45度の二つの浴槽のうち、アタクシは迷わず45度の方へ。やはり身体が冷えていたのか、熱い湯で芯まで温まるとかなり元気が戻ってきた

書くのを忘れていたが、ゴール後の抽選で柿一箱が当たった。持って帰るのはしんどかったけど、こういうのはうれしい

帰宅後、あらためて今回の結果を完走証で確認。いくらコースがキツかったとはいえビミョー。頑張ったけどなー。頑張ったつもりなんだけどなー。なんっかモヤモヤするなー。このモヤモヤの正体はなんだろう?

、、、、って、ん?

こ、こ、こ、これはーッ!!

おーい!間違ってるよー

ヽ(・ω・)/ズコー こ、これもいい思い出に

なるかーい!!

湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソンふりかえり、おしまい

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湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソンふりかえり その2

中盤戦

坂を登りきって見えてきたダム湖。湖面には白波が立つほど強い風が正面やや左から吹いている。身体がなかなか前に進まず、もがけばもがくほど体力ゲージがジリジリと削られていくイヤーんな感覚。まだ3分の1程度しか走ってないのに。つらい

ダムの上は人里を離れた山道なので、当然のごとく一般の応援は皆無。これがまたツラさに拍車をかける


が、案内板はなかなか親切。その場に人はいないけれど、ランナーの安全を気遣う気持ちにほっこりとなる

前方にひときわ目立つドラマ「陸王」Tシャツのランナー発見

おお、見てる見てるよー。ってことは足下は当然アレですよね!アレ!、、、あれ?

、、、ニューバランスかい。番組スポンサーのミズノですら無いんかい!


ペースの落ちてきたニセ陸王さん(失礼)をそそくさと追い抜いて先へ


トンネルを通過〜。暗いよーせまいよーこわいよー(←お約束)

トンネルを抜けるとそこは、、、
またトンネルかいっ!暗いよーせま(以下略)

トンネルを抜けて、同じような風景の中をタラタラ走っていくと、トップのランナーとスライド。さすがに速い!しかしフルマラソンの大会で先導が自転車ってのは初めて見たかもw

この大会、運営側の人の数が足りない分、看板の案内がそれなりに充実していたのだが、中でもありがたかったのはこの「給水所まで300m」の表示。ジェルの補給はこれを目安にして準備すれば良いのでとても助かった

「ダムから折り返しまではひたすら下り基調」という事前情報をくろいわさんのブログから得ていたので、そのつもりで走っていたのだが、思っていたより上る箇所も多く、トータルではプラマイゼロくらいの感覚。ガーミンの記録見てもそんな感じ


「くろいわさーん、そんなに下ってなかったですよー」と心の中でプチクレームw。でも心の準備ができてた分、むしろ楽に感じたかもしれないっす

折り返し点でだいたい19kmくらい。疲れはあるけど、この時点でひとまず30kmくらいまでなら大丈夫と確信


ここで前を走っていた人が上に着ていたウインドブレーカーをおもむろに脱ぎはじめる。「あー、風強いもんねー」と思って見ていたら、その下に着ていたのは去年のいわて銀河100kmのTシャツ。おお(・∀・)人(・∀・)ナカーマ!

しばらくこの人とは抜きつ抜かれつ

10kmから20kmのラップタイムは以下の通り。給水では毎回がっつり歩いているのでペースは一定ではないものの、だいたい狙った通りで来ている

中間点の看板も小さいながらちゃんと立っていた。親切


手元の時計で通過タイムを確認するとだいたい1時間55分くらい。遅いけど、やはりほぼ狙い通り。疲れはあるけど、まだまだ走れるはず

だいぶランナーがばらけてきて、単独走的になる区間が増える。こういうときは耳から流れる音楽を楽しみながら風景を愛でると気が紛れる

日が高くなってきたせいか、紅葉が一層鮮やかに見えてきた


トンネルのあたりですれ違ったランナーから「はてブロがんばれ!」と声をかけられた。あやうく聞き逃しそうになったが、なんとか「うおーっす!」と応えた。たぶんちょびさんブタロウさんだ。ありがとうございます


さらに歩道の方からも大きな声援を受ける。その声援の中に聞き覚えのある子供の声。息子だ。見るとウォーキング部門に参加中の息子とカミさんが立ち止まって応援している。「おおーっ」と手を振り返すと少し元気が出てきた

この後コースはダムの駐車場へと入っていく

駐車場にはこのレースで一番大きなエイドがあり、リンゴ、バナナ、あんぱん、カステラなど給食が豊富。「食べてってー!」の声に乗せられて、カステラを頬張りながらダムの堤体上へと向かった

ここからダムの堤体の上を往復。ここは風除けになるようなものがなく、湖面を渡った冷たい風が容赦なく吹き付けてきて少々寒い

堤体渡りきる頃にはすっかりお腹が冷えてしまい、尿意がこみ上げてくる


このまま行くべきか行かざるべきか?逡巡した挙句、この下の写真の前を走るランナーの陰に隠れた簡易トイレに飛び込んだ。幸い先客はいなかったのでスムーズに用は済ませられたが、タイムロスは1分程度か

トイレを出て堤体上を引き返す。フラットなここで少しでも挽回すべく頑張ったが、このレースで初めて1kmのラップが6分を超えてしまった


行動へ戻り、再び茂庭っ湖沿いを進んで行くと、帰り途中のウォーキング部門の人たちから2度目の応援を受ける。その中にしっかりと息子とカミさんもいた。手を振ってすれ違い

まもなく30km。ここからもう一踏ん張り。痛みは両膝と尻のあたりに少しあるが、走りにはさほど影響なし。まだ足攣りの兆候も無いが果たして最後まで保ってくれるか?


不安に駆られながら走っていると、横から「すとんさんですね」と声をかけられた

「ど、ど、どうも」(←安定のコミュ障)
「TOMSAIです」
おおーっ!TOMSAIさんお初です!!(←すとん心の声。実際は「ども」くらいの塩対応)


TOWSAIさんとはちょっと並走しながらお話しさせてもらった
TOMSAI「いやー風がキツイですねー」
すとん「ですねー。前半ずっと抑えてきたんですけど、抑えても抑えなくてもキツさ変わんないすね」
こんな感じだったかなあ(記憶曖昧)


この後は会話もなく少しの間並走。というかお互いに会話を続ける余裕がない感じw。少しばかり自分の方が動けてるような気がしたので、前に出て引っ張るつもりで走った


ほどなく30km通過。この辺からはもうトータルタイムはほとんど無視。ひたすら心拍数を上げすぎないことと、現在のペースを落としすぎないことだけしか気にしていなかった

30kmを過ぎて、足を引きずるようにして歩いたり、立ち止まってストレッチをしたりしている人が増え始める。30kmの壁キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!というところだが、アタクシはまだなんとか走れてる。TOMSAIさんを引っ張ってゴールまでこのまま行くぞー!と思って振り返ったら、あれ?いない


知らない間にほぼ単独走になってた。す、す、す、すみませーんm(_ _)m

そうこうするうちにコースは最後の折り返し点へ

ここまで32km。多少ガタツキはあるものの、ほぼキロあたり5分30秒見当のペースは守れている


ここに至って、このレースの自分的勝利条件を(勝手に)設定。このまま足攣りが出ずペースを守って走り切れれば勝ち。だいぶ妥協に妥協を重ねたレベルの低い勝利条件だが、42.195kmを大失速せずに走りきることができれば、それは自分史上初の出来事


足よ攣るな!攣ってくれるな!祈るような気持ちで最後の10kmへと入っていった

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湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソンふりかえり その1

当日朝

午前5時少し前に起床。さっそく宿のお風呂へ。源泉掛け流しに近いと思しき熱いお湯で足の毛細血管を開く作業


準備が済んでウダウダしてるうちにあっという間に朝食時間の7時。旅館小松やさん自慢の充実和朝食をたっぷりといただいてエネルギー充填

名物のラジウム玉子は息子が食べなかった分2個もいただいてしまった( ゚Д゚)ウマー

この日のウェアはチームはてなブログTシャツ。事前にはてなブログランナーが複数人出場されることがわかっていたのでこれをチョイスした。寒さと汗冷えが心配だったので下にはいつものフェニックスのトランスファーを着込み、アームカバー、ゲイターも用意した

飯坂温泉駅から会場までのシャトルバスは午前7時台に3本だけ。これに乗り遅れるとタクシーを使うしかなく、タクシー代が4〜5000円もかかるとのこと!(((( ;゚д゚))))アワワワワ


あわてて荷物をまとめ、宿をチェックアウト。駅に着くと既にバスはスタンバイ済み。朝の寒さの中、立ちっぱなしでバスを待つのはツライ。その点、待ち時間ゼロで乗り込めたのはうれしかった。良い大会ジャマイカ!

バスに揺られて田舎道というか山道を20分ほどでスタート会場に到着。天気予報では一日中晴れだったのに、見上げる空には雲雲雲。冷たい風が強く吹き、会場に設営されたテントが煽られている


朝、せっかく温泉で温めたはずの身体は強い風ですっかり冷えてしまい、バスを降りるやいなやトイレに直行する始末

風が冷たくてどんどん気分が落ち込んでくる。そうこうしてるうちに小雨まで降り出してきた。天気予報のウソつき!


寒さ対策に一応アームカバーは持ってきたものの、手袋は考えてなかった。手袋なしでこの雨と寒さの中走ると、指先が冷えてジェルの封さえ切れなくなるおそれがある。これはマズイ。ジェル飲めない→エネルギー不足→足攣りの最悪コンボだけはなんとしても避けたい


急遽会場に設けられた物販ブースで手袋を物色。小さいサイズばかりで焦ったが、なんとかひとつスマホ対応の手袋を発見。値札に書かれた値段は2900円。結構お高い。それに色もあまり好みではない。とは言え、背に腹は代えられんので意を決して購入。千円札を三枚握りしめて会計に向かうと


「1800円です」
「へ?」


てっきり値札の額面どおりだと思っていたので一瞬固まったが、安くなる分には文句なし。ありがたく購入した

着替え場所は荷物預けのとなりの簡易テントとバスの二カ所。ほぼ吹きっさらし&地面剥き出しのテントは避けて、バス内へ。バスの中は温かくて思わず居座りそうになってしまったが、順番待ちの列もできていたので早めに着替えて退散。ウインドブレーカーだけは羽織って、スタート時間ギリギリまで荷物を預けずに粘ることにした

バスを出て冷たい風に当たったら、また尿意を催してしまったのでトイレへ。しかしこの大会、参加人数が少ないとは言え、簡易トイレの数は少なすぎ。一応、いくつか建物の中に常設のトイレもあるものの、それでも絶対数が足りてるとは言い難かった

トイレを出ると開会式のアナウンスがあったので、覗いてみることに。まるで町内会イベントみたいな、かーなりこじんまりとした開会式。華やかなゲストランナーなどもおらず、良く言えば手作り、悪く言えばやっつけな感じ

スタート〜序盤

9時、荷物を預けてスタート場所へ移動。この頃になってようやく陽が射して、風が止むとほんの少しではあるものの温かさが感じられるようになってきた

スタート位置のブロック分けはなく、目標タイム1時間ごとに看板が並ぶだけ。割り込みなどを気にする必要もなく、ランナー同士の譲り合いで自然とスタート位置が決まる。後ろに並んでも、スタートロスを気にするほど最前列との差は無い。この辺りは小規模大会の良さかも


アタクシは控えめに4時間台の札の真横に陣取った

本日のシューズはフル以上の相棒Onのクラウド。不安のある膝にはVテープ、足首にはXテープでガッチリとテーピングを施してきた

スタート場所では人に囲まれているので風に悩まされることはなく、待ち時間も比較的快適。ガーミンの設定確認などしていたら、あっという間にスタートの9時30分になった

号砲とともにゆっくりスタート。撮影していたらガーミンのスタートボタンを押すのが少し遅れたが、数秒だったので気にせず行く


まずは橋を渡って対岸の住宅街へ向かう

「最初の5kmはウォーミングアップ」はいつものとおりだが、今日の場合身体が一度冷えてしまっているので、ほんとうに文字通りのウォーミングアップ。コースも狭いので無理して追い抜いたりはせず、キロ5分30秒を目安に淡々と進んだ

最初の折り返しまではゆるやかな下り基調。気を緩めるとすぐスピードが上がってしまうが、こまめにペースをチェックしてキロ5分を切らないように抑えた。なるべく楽に楽に。いつものフォームチェックに加えて、肩の力を抜く!呼吸は深く!を意識した

4kmほどで最初のスライド区間。力強い走りに刺激されそうになるが、つられないように軽く楽にゆったりと!他人は他人!自分は自分!

最初のエイドで水を取った後、ほどなくして折り返しに到着。地味だー

折り返してすぐに5km地点通過。変わらず風は強いがもう寒いとは感じない。かかと後ろの痛みも気にならなくなった。しかしイマイチ余裕はない。本当にこんなんであと37kmも走れるのか?と不安になった

ふとコースの脇に目をやると、渓谷の清流と紅葉が目に飛び込んでくる。沿道の応援は少ないが景観は良い


柱状節理の間を流れる川の景観を撮ろうとカメラを向けたら、横を走る女性が見事にかぶってしまった(-。-;余談だがこの女性、ものすごく元気な人で、スライドのランナーにエールを送ったり、沿道の応援に大きな声で応えたりしては沿道の人気を一身に集めていた。地元の人だろうか?

人気者といえばこのアフロに地元サッカーチームユニの人も。しばらくこのお二人に挟まれるようにして走って、声援のおこぼれを頂戴した

コースは行きに下った分帰りは上ってスタート地点へと戻って行く

スタート地点を過ぎてすぐのところには10kmの部のゴールが用意されている。フルマラソンとハーフはそのまま右を通過、10kmは左のゴールへと分かれるしくみ

そのまま通過すると見せかけて、一瞬おふざけで両手を上げて10kmゴールの方へ入って行ったら、ボランティアの女子高生にドッとウケた。係のおっちゃんには変な顔されたけど、女子にウケたから良し!

給水所では歩いてしっかりと水とスポドリを両方完飲。早めの補給で後半の脱水を予防する作戦。寒いときは水分補給を怠りがちになるので、欲しくなくても飲むように心がけた

このあと左へ曲がり、再度川の対岸へ出ると、いよいよこのレース最大の難所とも言うべき上り坂。事前情報によると1.7kmで標高差約100mということ。フラットなコースばかり走っている人だと面食らうかもしれないが、東北の大会では珍しくないレベルの坂


とは言え、あまり頑張りすぎると後半に響きそうなので、心拍数が150を上回らない程度のペースで淡々と上る

自分としては楽に走っているつもりなのに、どんどん追い抜ける。やっぱりオレは坂が好きだなあ、と調子に乗って走っていたら、いつのまにかダムの堤体の真横に辿り着いてしまった


本来なら坂が終わってホッとするところなのだが、なんだか自分のアドバンテージが無くなったような気がして妙に寂しくなってしまった

ここから先は比較的フラットな道を終盤まで行ったり来たり、となるはず。まだ先は長いのだが、もう息が弾んで脚も重い。膝や股関節には痛みも出始めている


本当にこんなんで最後まで走れんのか?(本日2回目)
こんな貯金のほとんどないペースで大丈夫なんだろうか?


不安だらけのまま中盤戦に入っていった

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