パイレーツ・オブ・カリビアン
どうも最近姉がオーランド・ブルームにハマっているらしく、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のDVDを持っていたので借りて観る
一言で言って、非常に折り目正しい娯楽映画に仕上がっていた。キャラクターとストーリーはひたすらわかりやすく、主人公は正義一直線のイケメン男で、ヒロインは凛々しく美しい。愛するヒロインを救うために主人公が冒険に旅立つ、というあまりに古典的な筋書き。本編は143分と少々長めだが終盤まで一気に観られる
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/12/06
- メディア: DVD
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ストーリーはとにかくわかりやすさが信条。エンターテイメントのツボを抑えた脚本は合格点を出せるが、テンポよく見せることを意識し過ぎたたせいか大海原の広大さがまったく感じられない。高速船を追いかけていたはずなのにあっという間に追いついちゃったり、一晩で救助隊が無人島に着いてしまったり、どうも近所でゴチャゴチャやっているような感じがしてしまう。映画全体のバランスを考えると、最後の戦闘シーンにあれだけ余計な時間をかけるのなら、もっと中盤の冒険シーンに時間を割いてドラマを盛り上げた方がよかったのではないかと思ってしまう
とは言え最初に書いたとおり、娯楽映画としては実に誠実に作られた作品と言えると思う。肩の力を抜いて、それこそこの映画の本旨ともいえる「遊園地のアトラクション」のような感覚で楽しむのが正解だろう