カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

小島麻由美ニューアルバム

スウィンギン・キャラバン

スウィンギン・キャラバン

個人的に待望のニューアルバム。前作「パブロの恋人」は(この人にしては)ライトでシンプルな雰囲気が特長だったが、今作のサウンドはさらにシンプルになった印象。音色の少ない編曲は打ち込み楽曲が主だったデビュー当初を思わせなくもないが、当時感じられたややチープな印象は少しもなく、むしろ聞き入るほどに少数精鋭メンバーによる精度の高い演奏を堪能できるようになっている

楽曲はこれも前作に続き非常に多彩。Dr.kyonの軽いタッチのピアノと塚本功の裏拍ギターを堪能できるレゲエ調の「蝶々」、ズンチャッズンチャッというデキシーランドジャズ風のリズムが楽しい「チョコレート」、小島麻由美二大定番(と勝手に思っている)8分の5拍子のリズムと童話的歌詞の「モッキンバード」などなど

もしも彼女のファンの人にアンケートを取ったら、おそらくスローバラードの「みずうみ」やコミカルな「トルココーヒー」に人気が集まるだろうと思うが、わしの一番のお気に入りは断然「赤い帽子」。このアルバムではどちらかといえばキュートなボーカルを聞かせる曲が多いのだが、この曲のボーカルはあくまでも艶っぽく、コケティッシュな小島麻由美本来の魅力に溢れている。リズムセクションとジャジーなピアノが作り出すスウィング感がたまらない。早くライブで聞いてみたい一曲だ

7月のライブが待ち遠しい


※以下蛇足。「サマータイム」の歌詞に出てくる「どうにもならないことなんて、どうにでもなっていいこと」ってブルーハーツの「少年の詩」だわな