マイシアターひそかに稼働
結婚してからめっきり灯を入れることが少なくなったマイシアター。息子が産まれ、その傾向はますます強まり、ついにはコードレスヘッドホンを導入してしまったのでアンプに至ってはまったく電源を入れることがなくなってしまった。プロジェクターの使用時間も結婚前にはおおよそ2年半で1000時間以上は使っていたのが、結婚後はもう2年近く経つというのに200時間程度。そうこうするうちに我がXV-Z9000はどんどん過去の機体となり、時代はフルHDへ移行、ヨダレもんの高画質プロジェクターが市場を賑わすようになってしまった
正直言って、音か映像かどちらかでも良いからそろそろ新しい機体に買い換えたいと思うのだが、一度に数十万円台の出費などなかなか難しく歯ぎしりしながら我慢する日々。しかも買い換えたところでヘビーに使い倒せる毎日が戻ってくるわけでもない。そう考えると、今ある我が家のシアター機器たちがさして使われることもなくただただ退役の日を待っている状況が途端に不憫に思えてきてしまった
そこで「もっと大画面で見よう!」個人的キャンペーンを開始することに。アンプは相変わらず使えないが、大画面を楽しむことはできる。幸いウチの息子は夜泣きもないので、音さえ出さなければ大丈夫。さっそく息子と相方が寝入った後、PJとスクリーンの間にある洗濯物を撤去、ヘッドホンを装着してPJに灯を入れた
昨晩はBS−iで「大誘拐 RAINBOW KIDS」、NHKBS2で「タワーリング・インフェルノ」を放送していたので、両者をザッピングして楽しんだ。まあ、古いPJなので映像はそれなりだし、部屋もただのリビングなので高画質を追求するなんてどだい無理な話なのだが、あらためてじっくり見てみるとZ9000の映像も悪くないな、と思ってしまった。確かに多少黒は浮くし、緑かぶりはあるし、全体的な色乗りも後発機に比べたらイマイチなんだろうとは思うが、カリカリにシャープなハイビジョン映像もあまり疲れずに長時間見通すことができる。おそらく液晶機が苦手とするであろう動きの速い映像でもさほど違和感はない。わし自身が最新機種を見ていないせいもあるかもしれないが、実際のところZ9000の映像それ自体にあまり不満は感じなかった。不満があるとすれば、ソースの質が上がったせいか色味の不自然さが以前より強く感じられるようになったことと、せっかくフルHDの素材が揃ってきたのにその高画質をそのままの解像度で楽しめないこと、くらいだろうか
まあ物欲を抑えるためにあえて自分に言い聞かせているというのが本音ではあるがw
「なんちゃって」でもマイシアターは楽しい。今日は「ルパン三世カリオストロの城」のBDも届くし、HD DVDの「キングコング」も入手した。まずは今の環境でじっくり楽しむとしよう