花巻市桜台「二丁目食堂」&マルカン
盛岡からの帰り道、久しく外でラーメンを食べていない相方の希望で花巻の「二丁目食堂」へ立ち寄る
昭和レトロな雰囲気が楽しい店内。インテリアだけでなく、年代物の小さなテレビでは高校野球の県予選が放送されていて、偶然ではあるがナチュラルに昭和な空気を醸し出していた
わしは味玉中華、相方は濃厚つけ麺を注文
総じて出すぎたところの無いスタンダードな中華そば。具はいわゆるトロ肉のチャーシュー、海苔、シナチク、カイワレ、刻みネギ。これに味玉が加わる。スープからは魚のにおいがプンと漂う。一瞬サバ節かと思ったが、煮干とカツオ節を合わせたような感もする。しかし一口すするとさほど魚くささは感じず、むしろガラのようなサッパリした飲み口。シンプルではあるが、意外に作りこまれた味わい。麺は中細ちょい縮れ。表面は滑らかで半透明。食感はモチモチしている。もう少しスープに絡んでくれた方が良いかとも思ったが、素直なつくりがうれしいので良しとする
無化調であることはすぐにわかったので息子にも安心して分けてやることができた。彼は指で麺を弄びながら、チュルチュルとうまそうにすすっていた
二丁目食堂を出た後、せっかく近くに来たので市内のマルカンに寄ってみることに。ここは「作られた昭和」ではなく、本物の「在りし日の昭和」ムードに満ち満ちた老舗「百貨店」
ここの名物は展望大食堂のソフトクリーム。これを食べるためだけに来店する人も多い。わしらもそうw
ドーン!
このボリュームで140円。25年ぶりくらいにお目にかかったのだが、たぶん大きさは当時と変わっていない。ちなみに背景の息子は巨大ソフトに恐れをなしているわけではない
写真の端にも写っているが、箸で食すのがここのスタイル*1。そのおかげで息子に食べさせてやるのも楽チン。息子も大満足の表情を浮かべていた
連休中とは言え、食堂の大混雑には驚いた。採算が合っているかどうかはわからない。客を含めて「まんま昭和の大食堂」的ノスタルジックな空気に、まるでタイムスリップしたような不思議な感覚に陥った
ポチッとな
*1:木の箸なら崩れずに食べられる、という工夫らしい