カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

国債発行は絶対悪なのか?

時事ドットコム

 民主党鳩山由紀夫代表は23日午前、テレビ朝日の報道番組に出演し、政権を獲得した場合の来年度の国債発行額について「(今年度より)増やさない。増やしたら国家が持たない」と述べ、縮減に努める考えを示した。
 鳩山氏は「(国債発行額を)増やしておきながらこの程度の経済で、GDP(国内総生産)が戻ったと喜べる話ではまるでない」と述べ、政府の国債増発が景気回復につながっていないと指摘。
 その上で「われわれとすれば(予算の)使い方をもっと正しい方向に変えていく。暮らしを良くすることで景気を導くという発想に変えることで、借金を増やさないで済む」と強調した。 (2009/08/23-13:03)

わしは経済学に明るい方では無いので本来あまり大きなことは言えないのだが、鳩山由紀夫が阿呆だということはこれだけ見てもはっきりわかる

国家経済ってのは単純に言うと政府と企業が金融機関から借金してお金を回すことで成り立っているわけだろ?企業が売り上げを伸ばせず、新たな投資に踏み切らない状況ではいくら金融緩和しても金が回らず、金融機関に金が戻るばかりになるし、当然消費も増えない。だからその分政府が国債(あるいは地方債)という形で金融機関から借金をして、資金を投下することで市場を刺激する必要があるわけでしょ?これが無かったら金融機関は立ち行かなくなるし、市場も停滞する。鳩山はそうは考えないのだろうか?

まあ鳩山が言っているのは「発行額を増やさない」という話だから「今年度と同額程度は発行する」とも取れるわけで、これだけで非難するのは酷かもしれない。しかし鳩山の発言を見る限り、そこまでの考えは無いだろう。というか「国債は国の借金=>借金増は悪=>だから国債増を叩けば民主マンセー」という現政権を叩くための三段論法になってるだけの話だと思われる。呆れた単純脳だ。だいたいある団体の財務状況を語る際、債務の総額だけを挙げたところで何の意味もないことくらいバカでもわかりそうなもんだと思うのだが

鳩山の言う「暮らしを良くすることで景気を導く」というのは短期的な景気刺激策としてはあり得る話だが、要は民主党がさんざん反対した定額給付金と同様の発想に過ぎない。しかもそれで「借金を増やさないで済む」というのは論旨不明だ。景気が浮揚するまで国民生活の補填を続けるわけだから当然政府の支出は増えることになると思うのだが、どうやってその金を賄うつもりなのだろうか?「そのための予算組み替え」ではまったく答えにならない。予想される税の減収も全然考慮に入っていないし、中長期の持続的な経済施策がまったく見えてこない。さらに言えば「暮らしを良くする」までの間も国債の償還はしなきゃならんわけだが、それも計算に入っているとは思えない。まさか「自民党の作った借金を我が政権が背負う理由はない」などと言うつもりはあるまいなw

あまりに単純すぎる。これでは耳障りのよいことをただ並べ立ててるだけと言われても仕方あるまいて

本当に鳩山由紀夫を総理大臣にしても良いと思いますか?
追記:自民・民主両党の経済政策の違いは上記動画を見るとわかりやすいです
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