嫌韓派増、納得の理由
現在35歳の読者が学生だった頃、つまりほんの十数年前まで「韓国が大嫌いだ!」という日本人はそう多くなかった。ところが今や「嫌韓派」は堂々たるマジョリティ。夕刊紙は嫌韓記事を日々連発、韓国批判がテーマの新書はたちまち増刷。一体なぜか? それを検証すべく、’00年代以降に起きた韓国関連の主な事件をピックアップ。300人アンケートから「当時、韓国への反感が増した」と回答した人の割合を年表にまとめたところ、’11年頃を境にムカツキ度が加速していた。
Q:韓国についてどう思いますか?
【男性ビジネスマン100人】
・大嫌い:45人
・どちらかと言えば嫌い:35人
・どちらかと言えば好き:17人
・大好き:3人【学生100人】
・大嫌い:28人
・どちらかと言えば嫌い:27人
・どちらかと言えば好き:32人
・大好き:3人【専業主婦100人】
・大嫌い:27人
・どちらかと言えば嫌い:28人
・どちらかと言えば好き:32人
・大好き:3人
アタクシがハッキリ韓国への嫌悪感を意識したのはソウルオリンピックが最初だったと記憶している。自国選手を応援する声よりも日本選手の失敗や敗北に大歓声を上げる観客の反応に激しい憤りを覚えた
記事中で一番笑ったのはここ
●16社の輸出用キムチから寄生虫卵が検出される
土中の人糞、動物の糞尿が感染源と見られ、衛生管理の問題や意識の低さが露呈。東京新聞のコラムは「なあに、かえって免疫力がつく」と無理やりフォロー:24%
東京新聞は原発関連などでもそうだが、しょっちゅうこうした幼稚で無理矢理な理屈をこねる。日本の企業が同様の事件を起こしたら、執拗に攻撃し続けるくせに、相手が韓国となると何をやられても許すのが日本人として正しい態度と言わんばかり。こんな訳の分からない考えを押し付けられたら、そりゃ反感も強まるというものだろう
記事ではさまざまな「嫌韓」の理由を列記しているが、最近この「嫌韓」感情が広まりつつあるのは、インターネットの普及も無関係ではないだろう。韓国の反日感情について、かつてはマスメディアがつとめてオブラートに包んで伝えてきたが、インターネットでは詳細な事実にダイレクトに触れることができる。今は嫌韓が行き過ぎてただの差別になってしまっている事例があることも否定はできないが、「臭いものに蓋」をし続けて偽りの「友好」を演出するよりは事実を知って相手との距離感を保つ方が健全なのではないかと思う