カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

選挙民の質って

参院選後の新聞の記事の中に、お決まりのように登場する投票率の低さに対する嘆き。この嘆きには、多くの場合「投票率がもっと高ければ自民党を蹴落とせたのに」というニュアンスが含まれている。だがわしはいつもこれに違和感を抱く

本当に投票率が高くなったら自民党以外の票ばかりが増えるのだろうか?投票率が50%として、投票した人と同数の棄権の人との間にそんなに違いがあるとは思えないのだが

新聞の言い分を鵜呑みにすると、選挙に行かない質の低い選挙民の多くが非自民の支持者です、と書いてしまっているようなものだ。国民をそんな風に選別しちゃって良いのだろうか?一般論として書いていると言うのなら、根拠も無くそんな無責任なこと書くな、と言いたい。投票結果は全有権者の意思の縮図、という説はないのか?

だいたい投票前や投票日には出口調査だなんだ、と仔細に有権者に取材しておいて、投票が終わると固定観念に則った推測で物を書くのは明らかにおかしい。記者たるもの根拠を持って書いて欲しいものだ

わしは投票率が低いことの原因は2つあると考える。一つは政治に参加しなければならない、という切迫感が国民に無いこと。つまりは政治にさほどの不満を感じていない、ということ。もう一つは教育レベルの低下。政治に関心を持つ以前に知識の絶対量に欠ける人が特に若い人に多い。これは戦後の教育政策の誤りを如実に示している。学校で授業を受けるわずかな時間に「ゆとり」などを求める愚かな教育方法はその一例。知識は詰め込まなくては絶対に身につかない。基礎知識があってはじめて応用力が育つのだ。政治に関心を持つためにもまずは用語を解する基礎知識を養わなければならないことは言うまでも無い。投票率の低さを嘆く前に、前述のような愚かな教育論を煽ってきた自らの胸に手を置いて考えてみてはどうか