カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

アジアカップ総括

まだ3位決定戦が残っているのに総括というのも何だが、日本としては終わったも同然なので

勝っているときも思っていたのだが、返す返すも惜しまれるのはドリブラーの不在。引いて守られたときなど、何としても1点を奪いに行く場面ではアーリークロスでFWにボールを収めてから、というパターンしか見られず、ほとんどその作戦は得点に至らなかった。こんなとき強引にでもドリブルで相手陣内を切り裂ける選手がいればアクセントになっただろうし、ファウルをもらってフリーキックという場面ももっと見られたのではないか?家長あたりがいればもっと違う攻撃のパターンが作れたのではないかとつい思ってしまう

やや運に左右された面があったとは言え、結局無失点の試合は一つも無かったわけだから守備の改善は必要だろう。中澤は頼れるが2枚しかいないセンターバックのうちの一人が本職でない、という状況はいかがなものか。連戦による疲労などを考えると1試合ごとに坪井を先発起用するなどの手もあったのでは?という気もする。もっともこれは結果論でしかないが

これまで不可解に思えたオシム監督の目指すサッカーだが、今大会ではその方向性が明確に示されたように思う。要するにトータルフットボールの進化形を目指そうとしてるわけで、それは体躯で劣る日本人に合ったものだろうと思う。サウジ戦後のテレビやネットを見ると意外にオシム監督批判が多く見られたが*1、わしはオシムサッカーをある程度支持する。今大会で同じ選手をコンディションほぼ度外視で執拗に起用しつづけたのは、監督のサッカーを十分に理解している選手が少ないが故の信頼関係の欠如に起因しているのではないかと思う。そう思うとここでオシム監督を見限るのはあまりにも惜しい。わしとしては次のW杯に向けてのオシムサッカーの成熟を見守ってみたいという思いに駆られてしまうのだが

*1:とくに「とくダネ!」での松木と小倉氏の監督批判は居酒屋のオッサン並みの低レベルだった