大トリ様バリへ行く(ウブドは今日も雨だった編)
ウブド滞在3日目。もう明日の朝には帰らなければならないと思うとちょっと気が滅入る。実質最後の一日思い切り楽しむぞ!とカーテンを開けると今日も雨
ア、ソレ、ア、ソレ、ア、ソレソレソレソレ♪乾季のウ・ブ・ド♪だけども今日も雨♪
でもそんなの関係ねえ!でもそんなの関係ねえ!
セイ!オッパッピー♪
というわけでまずはゴア・ガジャ観光に出発。ここはウブドにほど近い場所にあるとは言え、カキアン・バンガローの無料送迎の範囲の外。なので、5万rpを支払って送迎をやってもらう
正直ゴア・ガジャに関する予備知識はゼロ。かろうじて寺院遺跡だということは知っていたが、どんなものかは皆目見当つかず。かなり観光地としてはメジャーな場所らしく、駐車場に着いた段階から「Taxi?」男と土産物の押し売りがどんどん寄ってくる
入場料を支払い入ろうとすると、腰巻きを巻くように指示される。どうも半ズボンやスカートで入ってはいけないらしい。相方はジーンズだったのでスルー。階段を下りて行くと現地のニイチャンが立っていたので相方が「スラマッ・パギー(おはよう)」とごあいさつ。するとそのニイチャン、なぜかわしらについてきて勝手にガイドを始める。やれここは1917年の地震で崩れただの
この神はナントカいう名前だのと日本語混じりの英語で解説してくる
それどころかわしが写真撮影を始めると「カメラをよこせ」と言って、写真まで撮りだす始末。こりゃ捕まったな、と思ったがとりあえず最後まで付き合わないと離れて行きそうもないし、わしらもどこへ行けばいいのかわからないので仕方なく彼に言われるがまま。最後にはお約束とばかりに土産物屋にまで案内されたが購入は断固拒否。「これで終わりだ」と言うので帰ろうとすると当然のごとくチップを要求。まあはっきり拒否しなかったわしらも悪いので2万rpでお引取り願おうとすると、「日本円をコレクションしてるから500円玉をくれ」と言う。本当は持っていたが「持ち合わせはない!」と伝えるとしぶしぶ引き下がった
強制ガイドのせいでゆっくり観光できず、やや不満ながら帰ろうとすると階段のところで子猫が次々に通りすぎる観光客に愛想をふりまいていた
このにゃんこがわしが今回のバリ旅行で見た唯一の猫。犬はものすごくいっぱいいたのに、猫はとんと見かけず。えらく人懐こいにゃんこで、階段を上るわしの足に数メートルまとわりつき続けていた
駐車場でホテルの迎えを待つが、約束の時間になっても現れないので電話すると「今から行きます」との答え。「さっき時間指定したやんけ」と心の中で思ったが、このくらいノンビリがここでは普通の感覚なんだろう、と自分を納得させる
ホテルの車でそのまま前日ロクな買い物のできなかったパサールへ。ここで相方は前日の心残りの魚型ランタンを購入。買い物を終えるとモンキーフォレスト通りを南下しながらジャーランジャーラン。その際すれ違ったお供え物を頭に乗せた女性
カメラを向けると恥ずかしがりながらも笑顔を向けてくれたこの女性を心の中で勝手に「みぎわさん」と命名。ありがとう、みぎわさん
デウィシタ通りではオーガニック石鹸の専門店「コウ」でお買い物
昼になったので「コウ」の近くの「バタン・ワル」で食事をとる
ここは事前に入手していた情報でも味がよいことで知られる店とのことだったのだが、メニューに目を通しても確かにうまそうなものがズラリと並ぶ。わしはアヤムカリー(チキンカレー)、相方はアヤムリチャリチャ(チキン旨煮みたいな感じ?)を注文
このアヤムリチャリチャが絶品。チキンはただ煮込んだのではなく、先にグリルしているらしく実に香ばしい。スパイシーながら十分に甘さのあるソースがナスやピーマン、シイタケによく絡んでいる。相方の注文なのに思わずパクついてしまう。アヤムカリーも美味。サラサラしたカレーが長粒種の米によくマッチしていて、スパイシーな味わいとともにビンタンビールがすすむ。二人とも思わず一気に食べてしまった