カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

証言は証拠にはならない

輸送艦おおすみプレジャーボートの事故。やれ貨物船がいただの、おおすみが居たのは右だ左だと証言がコロコロ変わる生存者の記憶に基づいて朝日新聞が作成した図がこれ

大型輸送艦おおすみが内海の航路でこのような蛇行運転をするとはとても思えないのだが、一方の証言だけを鵜呑みにして図を作るとこうなるらしい。ここでおおすみのAISによる航跡図を見てみる

案の定おおすみは蛇行などしていない

ではなぜ上記のような証言になるのか?考えられるのは生存者は操縦していたのではなく、あくまで甲板上から相手船(おおすみ)を見ていただけのため、自船が蛇行していたにも関わらず、相手が蛇行しているように見えていた可能性だ

おおすみ以外に近くに大きな目標物がない状況では、航行中に甲板上から自船がどちらに舵を切ったのかを判断することは難しい可能性が高い。船の向きや位置関係によってはどちらが先行しているのかすらわからない可能性もある。だからあのような証言になったのではないだろうか?

いずれにしても小型のプレジャーボートが大型船に不用意に近付き過ぎた点は覆しようがない事実。この段階で自衛艦の責任を問うかのような報道には大いに疑問を覚えざるを得ない