イメージだけで語る愚
本田のミラン入り後4試合目のリーグ戦となったトリノ戦は1−1のドローで終了
本田はサイドに張っていたせいかほとんど見せ場なし。右からの攻撃時はデシーリオが上がりすぎるきらいがあって、本田がボールをもっても仕掛けるスペースがなかったって感じ。頑張って中央に持ち出す場面もあったんだけど、セードルフの指示があったのか、すぐサイドに戻ってた
後半の攻撃は左からが主で、ますます本田は空気化。結果として再三の左からの攻撃は主にエマニュエルソンのキックの精度が低いせいで不発に終わった
たぶん今日の本田はチーム最低評価だろうと思うけど、あれでは仕方ないかと
観戦後スポーツ誌ナンバーのWEBサイトNumberWebを読んでいたら、「言わせろ!ナンバー」というコーナーに「セリエA残り20試合で、本田圭佑は何ゴール決めると思う?」というアンケートがあった。回答の受付はすでに終了しており、予想得点数とともにその理由が抜粋掲載されていたのだが、それを読んで驚いた
曰く「5点は取らないと及第点とは言えない」曰く「ミランの10番なら20試合で10点以上必要」etc.etc.あまりに自分のイメージとかけ離れた回答が並んでいたので、ミランの歴代10番のリーグ戦得点数を調べてみた
- デヤン・サビチェビッチ=6シーズン 97試合 20得点
- ズボニミール・ボバン=9シーズン 178試合 21得点(初年は無得点)
- マヌエル・ルイ・コスタ=5シーズン 124試合 4得点(入団後2シーズン無得点)
- クラレンス・セードルフ=5シーズン 144試合 27得点
- ケヴィン・ボアテング=3シーズン 74試合 10得点
これを20試合当たりの得点に単純に直すと以下のとおり
サビチェビッチ 4.1点
ボバン 2.3点
ルイ・コスタ 0.6点w
セードルフ 3.7点
ボアテング 2.7点
ルイ・コスタ以前の10番は古典的なゲームメーカーばかりなのである程度は予想できたが、こうして改めて並べてみるとルイ・コスタは驚くほど点を取ってなかった
要するに何が言いたいのかと言うと、やはり記憶というのはアテにならないということ。無論単純比較に意味があるとは思わないが、居並ぶ名選手にしてこのくらいなのだから、本田も気にせずのびのびプレイすればいい