カメラと映画と日本が好き

平成27年6月にはてなダイアリーから引っ越し。岩手県在住の49歳会社員。某マスコミに近いところ勤務。家族:相方&息子 祖国の未来を憂い、特定アジアと国内の反日分子を叩くことに燃えつつ、のほほんと写真を撮ったり映画を観たりするのを趣味とする男の日々。平成26年に突如としてランニングをはじめ、現在ドハマり中

天才・大谷、判定に散る

今日行われた夏の高校野球岩手県大会決勝、花巻東盛岡大附。結果は5対3で盛岡大附が勝ったのだが、3回に花巻東のエース大谷から盛大附の四番二橋が放った一打が大きくその勝敗を分けた

高め中よりに浮いた直球を思い切り引っ張った打球はレフトポール際へ一直線。審判はホームランを宣し、打者の二橋がガッツポーズで走り出したが、テレビの生中継を見ている側にとっては「???」。誰がどう見てもファールにしか見えなかったのだ

もちろんこれがホームランでなかったとしても、勝敗の行方が覆ったかどうかはわからない。盛大附の各打者は大谷の直球に的を絞って力強く弾き返していたし、「攻略した」といっても過言ではないほどすばらしいバッティングを見せた。しかし、しかしである
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この一打で4点のビハインドとなった花巻東は強攻にかけるしかほとんど手がなくなってしまった。1点差なら小技をからめてじっくり相手を揺さぶることもできるが、ワンチャンスで追いつけない点差ではそれもままならない。つまりこの一打とその判定が試合の流れの大筋をほぼ決定したとわしは見る

もう一つ悔しいのは花巻東はわしの中学の後輩にあたる大谷君をはじめ、純然たる岩手県の少年たちのチームだが、盛大附は主力のほとんどが神奈川県出身。これがどちらも地元の子供たちなら、「あの豪腕を打ち崩した」ことに期待をかけ、素直に声援を送ることもできるが、とてもそんな気分にはなれないというのが正直なところ

何より当事者の少年たちにとって、本当にこれでよかったのか?いずれの側にも心の傷を残してしまったのではないか?と思わずにはいられない