いわて銀河withエア柴又2017 その2
100kmを走り終えて4日。水曜日にはすっかり筋肉痛もなくなって、そろそろ練習を再開しても大丈夫かな?と思っていたのだが、朝登校する息子と一緒に少し走ってみたら、どうも前腿の両サイドが重くてうまく動いてくれない。走れることは走れるが、まだ完全には回復していない感じ
明日には疲労抜き的緩ジョグからでもいいから再開したいところ
10km〜35.4kmなめとこ山入口まで
コースはなめとこ山の入り口となる花巻南温泉郷へ向け、北へと進路をとる
このあたりになるとだいぶ空は晴れて、前方には虹が見えた
虹が見えるということは雨が降っていたということ。これから向かう山の方角には依然として上空に黒い雲がかかっている
今いる空を見上げるぶんにはこのまま晴れてしまいそうに思えるが、雲の動きは不気味なほど速かった
陽が高くなり、直射日光が肌に当たり始めたことで、さらに汗がにじむ。ひとまず平地にいるうちは雨に降られることはなさそうなので、一旦ゴミ袋カッパを脱ぎ、畳んでボトルポーチのベルトに挟んだ
コースは相変わらず単調な農道が続く。ペースはほぼ一定、キロ当たり6分弱に落ち着いてきた
15kmほどのエイドでは水分を補給。と同時にトイレに入ろうとするも簡易トイレの数はわずか男女二基ずつ。並ぶと結構な列になっている。ここで待つか次までガマンするか迷ったが、次のエイドのトイレが空いている保証はないのでここは待つことに
結果的には7分近くロス。並んでいる間にさっきまで抜いてきた人にだいぶ抜き返された
トイレを出て再スタートするとすぐにちょっとした上り坂。ここは少しでも遅れを取り戻すべく、ペースを落とさず上った
細かいアップダウンがありつつも単調な農道を進むと20kmに到達。タイムはだいたい2時間10分。トイレタイムを除けばほぼ想定通りのペースできている
「ゆっくり」「軽く」「やわらかく」を心がけて進んだせいか、ここまで身体に疲労は感じない。やや下り基調の道が続くので、調子に乗ってスピードを上げたくなるが、向かってくる風が強くて押し戻される
まもなく21.2kmのエイド。去年ここでパンを取った記憶があったのだが、今年は探しても無い模様。仕方ないのでシャリ玉(酢飯)に塩をつけて3個口に放り込み、水で流し込む
去年はここでトイレに寄って大きく時間をロスしたが、今年も大行列。7分のトイレロスは痛かったが、ここで並んでいたらおそらくもっと時間がかかったと思われるので、一つ前で済ませておいたのは正解だったということにしておく
このあと少し行ったところでコース中唯一の信号。そして去年同様赤信号に引っかかるアタクシ(-。-;ワシ持ってる、、、
が、幸い今年は1分に満たない程度のロスで済んだ
信号を渡って22〜23kmあたりにかかる橋の歩道に入ったところで去年の記憶が突然フラッシュバック
「ここの段差、気をつけて!」
前方を走っていた方が叫んだ言葉。そうだ!ここにはわかりにくい段差があって、去年はあやうくコケそうになったんだった!
足元に気をつけて慎重に進んでいくと、記憶通りの場所に段差が。予想していても目で見ただけではわかりにくいイヤーな角度にうねっている。知らずに摺り足気味に走っていると間違いなく引っかかるだろう
反射的に後ろを振り向いて地面を指さしながら
「ここ!段差あります!!」
と叫んだ。よし!先人の貴重な教えを伝えることができた!こうして伝統は後世に引き継がれていくのである(`・ω・´)
、、、そんな伝統いらないから、とっとと歩道なおすか目印つけるかしてくださいm(_ _)m
淡々と進んで24.4kmのエイドに到着
ここでは地元の方の手作りゲートをくぐる。ゲートには「あと75.6km」とか書かれていて思わず苦笑してしまったが、みんなで盛り上げようという気持ちがうれしかった
ゲートをくぐりながら「毎年どうもありがとう」と言うと、うれしそうに「がんばって!」と声をかけていただいた
このあたりでは、キャップが飛ばされそうになるほどの横なぐりの強い風に悩まされた。ときおり目深に被りなおしたり、前後を逆にしてみたりして、なんとかキャップは死守
25kmはあっという間
このあと風はなめとこ山越えのあたりまで続いたのだが、写真からは風の強さがまったく伝わってこない。無念_| ̄|○
風に煽られながらも28.7kmのエイドに到着。ここは町内会?子供会?単位で出してくれているエイドらしく、食べ物飲み物共になかなか充実している
アタクシのお楽しみはこの味噌汁。風のせいもあって少し肌寒さを感じるくらいだったので、温かい味噌汁がうれしかった
30kmの通過は3時間10分くらい。キロ6分を少し切るくらいの良いペースをキープしている
30kmを過ぎて、いよいよ花巻南温泉郷が近づいてきたところで前方に「激沈上等」黒ノースリーブ姿の女性を発見。これはエールをおくらなければ!と妙な使命感に駆られてペースアップ。追い抜きざまに自分のTシャツを指差してアピールすると「ああっ!」と答えてくれた
「がんばりましょう」と伝えてしばらく引っ張るように走り35kmを通過。すると激沈ノースリーブの女性が後ろから「撃沈しそうなんですけど〜」と弱気な発言。「大丈夫。もうすぐエイドですから」と返したけど、これって励ましになったんだろうか?(;´Д`A
そこからすぐ左折して、なめとこライン入り口のゲート。その下には35.4km地点のエイド
まずは水分を十分に補給。ボトルにも水を足してもらった
そして今年はまだたっぷり残ってた大好物のくるみゆべし。一つ口に入れて「もうひとつもらっていいですか?」と聞くと「どうぞどうぞ!」ということだったので遠慮なく二個いただいた
ゆべしを食べて横を見ると、サーターアンダギーみたいな焼き菓子がいっぱい。「そこで焼いたパン食べてって」と言われたけど、どう見てもこれ「口の中の水分全部持ち去り系」だよね(-。-;
食べたかったけど脱水の不安の方が大きかったのでここはパス
去年はここでトイレにまで行って長時間休んでしまったけど、今年は補給しただけでかなり滞在時間を短縮できた
つづきます
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